うさぎのノミ・ダニ対策。症状、駆除、予防方法について

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うさぎのノミ・ダニ対策。症状、駆除、予防方法について

ノミやダニは、うさぎに寄生すると強いかゆみや皮膚炎を引き起こす厄介な寄生虫です。

しかし、日本ではうさぎ専用の駆虫薬は認可されておらず、犬猫用の薬を代用するのが一般的です。
では、どの薬が使えるのでしょうか?

結論として、レボリューション6%とアドバンテージが使用可能です。
本記事では、うさぎのノミ・ダニの症状や感染原因、効果的な駆除・予防法を詳しく解説します。

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うさぎに寄生するノミ・ダニ

うさぎに寄生しやすいノミの種類は、猫ノミです。
成虫の大きさは2mmで、よく見ると肉眼でも確認できます。

一方、ダニにはツメダニ、ズツキダニ、ミミダニ、マダニなどがいますが、特に多いのがツメダニです。
ツメダニは、約0.5㎜ととても小さいため、初期段階では気づきにくいですが、増えると肉眼でも確認できることがあります。

うさぎにノミ・ダニがつく原因

うさぎにノミ・ダニがつく原因

ノミやダニは草むら、公園、芝生などに生息しており、うさんぽ(うさぎの散歩)中に寄生することが多いです。

また、ノミやダニが付着している犬や猫、他のうさぎと接触することでうつることもあります。

さらに、人間の衣服や荷物に付着して家に持ち込まれるケースもあるため、室内飼育でも油断はできません。

うさぎにノミ・ダニが寄生した時の症状

ノミやダニに寄生されると、うさぎは強いかゆみを感じるようになります。

ノミが寄生している場合
  • 被毛に黒くて小さな糞(ノミの排泄物)が付着することが多い
ツメダニが寄生している場合
  • 激しいかゆみ
  • 背中にフケが大量に出る
  • 皮膚にかさぶたができる

かゆみが強いと、うさぎは皮膚を掻きむしったり、毛を噛んで抜いたりしてしまうこともあります。
ウサギの皮膚に異常が見られたら、悪化する前に動物病院を受診しましょう。

うさぎのノミ・ダニの治療法

うさぎのノミ・ダニの治療法

うさぎがノミやダニに寄生された場合は、駆虫薬を使用して治療します。

治療には被毛に垂らすスポットタイプのお薬を使いますが、日本でうさぎ用として承認された駆虫薬はありません。
そのため、犬猫用のノミ・ダニ駆除薬のうち、うさぎにも安全に使えるものが代用されています。

うさぎに使用できる駆虫薬
  • レボリューション(有効成分:セラメクチン6%)
  • アドバンテージ(有効成分:イミダクロプリド)

この2種類は、動物病院で処方されることが駆虫薬多いです。

使用してはいけない駆虫薬
  • フロントライン(有効成分:フィプロニル)

フィプロニル含有のお薬をうさぎに使用すると、最悪の場合死亡するリスクがあるため、絶対に投与しないでください。

参考
寄生虫(耳ダニ、ノミ、疥癬、マダニ)│三鷹獣医科グループ(外部リンク)
フィプロニル│食品安全委員会(外部リンク)

レボリューション(セラメクチン6%)

レボリューション(セラメクチン6%)

特徴 ノミ・ダニ駆除に加え、フィラリア予防もできる
効果 ノミとその卵の孵化阻害、耳ダニの駆虫、フィラリア予防
副作用 稀に下痢、嘔吐、食欲低下、よだれ、筋肉の震え、不活発、かゆみ、蕁麻疹など

当サイト「ぽちたま薬局」では、うさぎに使用できるレボリューションを取り扱っています。

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アドバンテージ(イミダクロプリド)

アドバンテージ(イミダクロプリド)

特徴 ノミアレルギー性皮膚炎もコントロールが可能
効果 ノミ(成虫、幼虫、卵)、シラミの駆除、ノミアレルギー性皮膚炎のコントロール
副作用 発赤、かゆみ、脱毛、吐き気、嘔吐、下痢

妊娠中、授乳中、老齢のうさぎは、獣医師さんに相談のうえで使用してください。

「ぽちたま薬局」では、うさぎに使用できる駆虫薬アドバンテージも購入可能です。

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うさぎのノミ・ダニ予防法

うさぎのノミ・ダニ予防法

うさぎをノミやダニから守るためには、日常的に予防することが重要です。

1. 外出時の対策
うさぎを屋外へ連れ出す際(うさんぽなど)は、必ずうさぎ専用の虫除けスプレーを使用しましょう。
帰宅後は、被毛や皮膚をチェックし、ノミやダニがついていないか確認することが大切です。

2. こまめなブラッシング
定期的なブラッシングは、皮膚や被毛の健康を保つだけでなく、寄生虫の早期発見にもつながります。

3. 環境の清潔維持
うさぎのケージや過ごす部屋を清潔に保ち、寄生虫が繁殖しにくい環境を作ることも重要です。

4. ノミ・ダニ駆除薬の定期投与
春から秋にかけては、ノミやダニが活発になる季節です。
この時期に定期的な駆虫薬の投与を行うことで、寄生を予防できます。

まとめ

うさぎがノミやダニに寄生されると、かゆみや皮膚トラブルを引き起こし、症状が悪化すると深刻な健康被害につながることもあります。

治療にはうさぎ専用の駆虫薬はないため、犬猫用の駆虫薬(レボリューション、アドバンテージ)を代用します。

ただし、フィプロニルを含むフロントラインは使用厳禁です。
最悪の場合、命に関わるため注意が必要です。

また、駆虫薬は治療だけでなく、定期的な投与による予防効果も期待できます。
さらに、以下のような対策を組み合わせることで、寄生リスクを大幅に軽減できます。

  • 外出時にうさぎ用虫除けスプレーを使用
  • こまめなブラッシングで健康チェック
  • 体のチェックで早期発見を心がける
  • ケージや部屋を清潔に保つ

これらの対策を徹底し、うさぎが快適で健康的な生活を送れるようにしましょう。

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