犬が雷を怖がる理由と落ち着かせる方法|震え・パニック時の対処法

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犬が雷を怖がる理由と落ち着かせる方法|震え・パニック時の対処法

雷が鳴るたびに、愛犬が震えたり、ハァハァしたり、落ち着かなくなったりして、不安になってしまう飼い主さんも多いでしょう。
犬が雷を怖がるのは珍しいことではなく、なかにはパニック状態になってしまう子もいます。

「どう接したらいい?」「抱っこしても大丈夫?」「病院へ相談したほうがいい?」と悩むこともありますよね。

そこで本記事では、犬が雷を怖がる理由や落ち着かせる方法、やってはいけない対応について解説します。
雷恐怖症で見られる症状や、動物病院へ相談する目安についても紹介するので、ぜひ愛犬のケアにお役立てください。

犬が雷を怖がるのはなぜ?

犬が雷を怖がるのはなぜ?

犬が雷を怖がるのは、聴覚がとても敏感だからです。
人にはそれほど大きく感じない音でも、犬にとっては強い刺激になる場合があります。

また、雷の音だけでなく、地面の振動や気圧の変化を感じ取り、不安や恐怖を感じる犬もいます。
過去に大きな雷で怖い思いをした経験がある場合、「また怖いことが起こる」と学習し、雷への恐怖心が強くなるケースも少なくありません。

さらに、年齢を重ねることで不安を感じやすくなり、以前は平気だった犬が急に雷を怖がるようになることもあります。

犬が雷を怖がるときの落ち着かせる方法

犬が雷を怖がるときの落ち着かせる方法

愛犬が雷を怖がるときは、無理に慣れさせようとせず、まずは安心できる環境を整えることが大切です。

飼い主さんまで慌ててしまうと、不安な気持ちが愛犬にも伝わってしまうことがあります。
できるだけ普段通りに落ち着いて接し、安心しやすい雰囲気をつくってあげましょう。

また、カーテンを閉めたり、音楽やテレビを流したりして、雷の音や光をやわらげる工夫を行うことで、不安が軽くなる場合もあります。

安心できる場所を作る

雷を怖がる犬には、クレートやケージなど、安心して過ごせる場所を用意してあげましょう。

毛布をかけて少し薄暗くしたり、窓やカーテンを閉めて雷の光や音をやわらげたりする方法もあります。

犬は本能的に、狭く暗い場所を好むといわれています。
愛犬が「ここなら安心できる」と感じられる空間をつくってあげることが大切です。

無理に外へ連れ出さない

雷を怖がっているときは、無理に外へ連れ出さないようにしましょう。
強い不安を感じている状態で外へ出ると、恐怖心がさらに強くなる場合があります。

とくにパニック状態では、急に走り出したり、逃げようとしたりして、事故や迷子につながる危険もあります。

雷が落ち着くまでは室内で静かに過ごし、愛犬が安心できる環境を整えてあげましょう。

落ち着いて接する

愛犬が雷を怖がっているときは、飼い主さんが落ち着いて接することも大切です。

飼い主さんが慌てたり、不安そうな様子を見せたりすると、その緊張が犬にも伝わりやすくなります。
大きな声を出したり過剰に反応したりせず、できるだけ普段通りに接してあげましょう。

愛犬がそばへ寄ってくる場合は、無理に離さず、安心できるよう見守ってあげてください。

音楽やテレビを活用する

雷を怖がる犬には、音楽やテレビを流して雷の音を紛らわせる方法もあります。
静かな室内で突然大きな雷の音が響くより、普段から聞き慣れている音がある方が安心しやすい犬もいます。

ただし、大音量にすると逆にストレスになる場合もあります。
音楽やテレビを流すときは、愛犬が落ち着ける程度の音量を意識してあげましょう。

やってはいけない対応

やってはいけない対応

犬が雷を怖がるときは、接し方にも注意が必要です。
たとえば、以下のような対応は、かえって恐怖心を強めてしまう場合があります。

  • 無理に雷へ慣れさせようとする
  • 大きな声で叱る
  • 雷が鳴るたびに過剰に反応する

愛犬を安心させるために、優しく声をかけたり、そばにいてあげたりすること自体は問題ありません。

ただし、飼い主さんが慌てたり、必要以上に反応したりすると、「やはり怖い状況なんだ」と犬が不安を強めてしまうこともあります。
まずは愛犬が安心できる環境を整え、落ち着いて見守ることを意識してみましょう。

犬の雷恐怖症で見られる症状

犬の雷恐怖症で見られる症状

愛犬が雷を極端に怖がる場合は、「雷恐怖症」になっている可能性もあります。

犬の雷恐怖症では、雷の音が少し聞こえただけでも強い不安を感じ、さまざまな症状が見られることがあります。
雷が鳴ったときに、以下のような様子が見られないか確認してみましょう。

雷恐怖症の犬に見られる症状
  • ハァハァする
  • 震える
  • 家具のすき間などへ隠れる
  • 鳴き続ける
  • 粗相する
  • 落ち着きなく歩き回る
  • パニックになる

強い恐怖やストレスを感じ続けると、犬の体にも負担がかかってしまいます。

「毎回パニックになる」「普段の生活へ支障が出ている」といった場合は、無理に様子を見るのではなく、動物病院へ相談することも検討しましょう。

雷恐怖症が強い場合は動物病院へ相談を

雷恐怖症が強い場合は動物病院へ相談を

犬の雷恐怖症が強い場合は、早めに動物病院へ相談することも大切です。

たとえば、雷が鳴るたびに下痢や嘔吐、食欲低下が見られる場合や、激しく興奮してパニック状態になってしまう場合は注意が必要です。

また、震えや粗相を繰り返す、夜も落ち着いて眠れないなど、普段の生活へ支障が出ている場合も、無理をせず獣医師さんへ相談してみましょう。

強い恐怖やストレスが続くと、愛犬の体へ負担がかかってしまうこともあります。
症状によっては、環境調整だけでなく、サプリメントや抗不安薬などによるサポートが提案されるケースもあります。

サプリメントや抗不安薬が使用されることも

サプリメントや抗不安薬が使用されることも

犬の雷恐怖症では、症状の強さによって、サプリメントや抗不安薬などが使用されることもあります。

これは「雷を完全に怖がらなくする」ためではなく、不安や興奮をやわらげ、少しでも落ち着いて過ごしやすくすることを目的とした補助的なケアのひとつです。

実際に、雷が鳴るたびに強いパニック状態になってしまう場合などに、獣医師さんの判断で提案されるケースもあります。

使用するサプリメントやお薬は、犬の体質や症状によって異なります。
「愛犬にも必要かもしれない」と感じた場合は、自己判断せず、まずは動物病院で相談してみましょう。

参考
動物の不安症状と薬物治療について|鳥取大学農学部(外部リンク)

リラックス系サプリ

雷恐怖症の犬には、不安や緊張をやわらげる目的で、リラックス系サプリが使用されることもあります。

一例として、「ジルケーン」「アンキソケア」などが挙げられます。
これらは、犬が少しでも落ち着いて過ごしやすくなるようサポートする目的で使用されることがあり、天然由来成分を中心に配合している商品もあります。

お薬に抵抗がある場合や、まずは体にやさしい方法から試したい場合の選択肢として検討されるケースもあります。

ただし、症状の強さによってはサプリだけでは十分な対応が難しい場合もあるため、気になる場合は獣医師さんへ相談してみましょう。

抗不安薬・鎮静剤

犬の雷恐怖症では、不安や興奮をやわらげる目的で、抗不安薬や鎮静剤が使用される場合があります。
なかには、雷や花火の前など、不安が強くなりやすいタイミングで頓服として使用されるケースもあります。

こうしたお薬を事前に備えておくことで、愛犬が少しでも落ち着いて過ごしやすくなる場合もあるでしょう。

ただし、使用するお薬の種類や量は犬によって異なるため、必ず獣医師さんへ相談したうえで使用を検討してください。

雷や花火などによる不安・興奮時に使用されることがある「トラゾドン」については、こちらで詳しく紹介しています。

トラゾドンの詳細・購入はこちら

参考
TRAZODONE: A POTENTIAL DRUG TO TREAT ANXIETY IN DOGS(外部リンク)

よくある質問

よくある質問

犬の雷恐怖症について、よくある質問をまとめました。

「雷恐怖症は治るの?」「どうして震えるの?」「留守番中はどうしたらいい?」など、不安や疑問を感じている飼い主さんも多いと思います。

愛犬が雷を怖がることに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

犬の雷恐怖症は治る?

犬の雷恐怖症は、「完全に治る」と断言できるものではありません。

ただし、安心できる環境づくりや、少しずつ雷の音へ慣らしていくトレーニングなどによって、恐怖心がやわらぐケースもあります。

症状が強い場合は、サプリメントやお薬などを補助的に取り入れることが提案される場合もあります。
愛犬が強いストレスを感じている場合は、無理をせず、早めに獣医師さんへ相談してみましょう。

雷が鳴ると犬はなぜ震えるの?

犬が雷で震えるのは、強い不安や恐怖を感じているためです。

犬は人より聴覚が敏感で、雷の大きな音だけでなく、振動や気圧の変化にも反応することがあります。

「震える」「ハァハァする」「落ち着きがなくなる」といった様子は、犬が恐怖を感じているときに見られやすいサインです。

留守番中の雷対策は?

留守番中に雷が予想される場合は、愛犬が安心して過ごせる環境を整えておきましょう。

たとえば、カーテンを閉めて雷の光をやわらげたり、音楽やテレビを流して音を紛らわせたりする方法があります。

また、普段から使い慣れているクレートやベッドを用意しておくと、安心しやすくなる犬もいます。
雷恐怖症が強い場合は、留守番前に獣医師さんへ相談しておくことも検討してみましょう。

まとめ

まとめ

犬が雷を怖がるのは珍しいことではなく、聴覚の敏感さや過去の恐怖体験などが関係している場合があります。

とくに、以下のような様子が見られる場合は、強い不安や恐怖を感じている可能性があります。

  • 震える
  • ハァハァする
  • 落ち着きなく歩き回る
  • 隠れる
  • パニック状態になる

雷を怖がっているときは、無理に慣れさせようとするのではなく、まずは安心できる環境を整えてあげることが大切です。

たとえば、

  • カーテンを閉める
  • クレートやケージを活用する
  • 音楽やテレビを流す
  • 飼い主さんが落ち着いて接する

といった方法で、不安がやわらぐ場合もあります。

また、症状が強い場合は、サプリメントや抗不安薬などによるサポートが提案されるケースもあります。
愛犬が強いストレスを感じている様子が続く場合は、無理をせず、早めに獣医師さんへ相談してみましょう。

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