公開日:

最終更新日: 2023.02.3

犬に玉ねぎあげちゃダメ!!改めて深掘りしてみよう

犬にネギ類を与えてはいけないことはよく知られていますが、今回はその中でも『玉ねぎ』に関して、深掘りしてみます。

人間が玉ねぎを食べると血液がさらさらになったり、ダイエット効果もありますね。。
更に、高血圧や動脈硬化の予防だけでなく、糖尿病の改善や予防、中性脂肪を下げる効果があるため、非常に栄養価の高い食べ物として食卓に欠かせない食材の一つと言われてます。

しかし、人間にとって栄養価の高い食べ物が必ずしも犬にとって良いわけではありません。

玉ねぎを与えた時の症状

犬が玉ねぎを食べるとどういう症状が出るのでしょうか?

●犬が玉ねぎを食べた時の症状●
・血尿
・下痢
・嘔吐
・食欲不振
・けいれん
・脈拍数が上がる
・貧血
・血管内溶血

上記のような症状が確認された場合は、中毒症状を引き起こしていますので、すぐに獣医さんに診てもらう必要があります

やっかいなことに、玉ねぎ中毒は、食べた直後に症状が現れるということがほとんどなく、通常で2~4日で玉ねぎ中毒の症状が出始めるため、見落としてしまう危険性があります。

どうして犬は玉ねぎを食べると中毒になるか

どうして犬は玉ねぎを食べると中毒になるか

では、なぜ犬が玉ねぎを食べると中毒を引き起こすのでしょうか?
玉ねぎの成分が愛犬の体にもたらす作用について触れていきましょう。

有機チオ硫酸化合物

少し前までは『アリルプロピルジスルフィド』が中毒を引き起こす原因であるとされていましたが、近年、研究が進むことで、本当は『有機チオ硫酸化合物』が中毒の原因ということが判明しました。

人間が食べることで抗がん作用や血栓の予防、免疫力アップなど様々な効果をもたらしますが、犬や猫など玉ねぎを食べて中毒症状を引き起こす動物は、『有機チオ硫酸化合物』を消化する酵素を体内に保有していません

有機チオ硫酸化合物は酸化作用があり、犬の体内へ入ると、赤血球のヘモグロビンを酸化させ、『溶血』を引き起こします。

溶血

ヘモグロビンが酸化すると、赤血球内に『ハインツ小体』という病変が作られます。
ハインツ小体を持った赤血球は、血管内で破裂しやすくなり、これが繰り返されることで赤血球の数が減少し、溶血性貧血やハインツ小体性貧血となります。

つまり赤血球が破壊され、酷い場合は命の危険を伴う重度の貧血になるということです。

血尿が出る原因としては、赤血球のヘモグロビンが腎臓へ流れ尿に混ざることで引き起こされます。

玉ねぎを食べてしまった際の対処

玉ねぎを食べてしまった際の対処

では、もし玉ねぎを口にしてしまったらどのような対処をすればよいのでしょうか?

獣医さんに診てもらう

症状が現れるのが2~4日経過した後となるため、食べた直後はケロッとしてる場合が多く安心してしまいがちです。
ですが、やはり食べたことが分かった時点で電話などでかかり付けの獣医さんへ相談しましょう

その際に、生なのか加熱処理をした後なのか、いつ食べたかなど、食べてしまったときの状況をできるだけ詳しく説明できるようにしましょう

病院で行う応急処置は、まず玉ねぎを吐き出させます。
中毒症状がすでに出ている場合は、抗酸化剤やステロイドを使うことで溶血を止めます。

なお、玉ねぎ中毒の特効薬はありませんので、溶血(赤血球が破壊される状態)が止まらなければ、輸血が必要となります。

玉ねぎを吐かせる

玉ねぎ中毒は、最悪死に至る危険な状態です。
一刻も早く動物病院へ連れて行き、処置してもらう必要があります

ですが、動物病院が近くにない、又はかかり付けの病院が閉まっている場合など、応急処置として「吐き出させる」という選択をしなくてはならない場合もあります。

まずは、ワンちゃんの口を大きく開けてみて、まだ玉ねぎが飲み込まれておらず、すぐそこに見えている場合は、玉ねぎを引っ張り出してみましょう。
口腔内を傷つけないように注意しながら、ピンセットを使うといいかもしれません。

しかしすでに飲み込んでしまっていた場合はどうしましょう。
そんな時は、かかりつけの獣医師に電話をして、どうしたらよいか指示してもらうのが一番です。

インターネット上では吐き出させる方法として、二つの方法が広まっていますが、これらはどれも危険な方法なのでやめておきましょう。
どんな方法があったのか、解説します。

オキシドールを使う方法というのがあるらしい

インターネット上では、オキシドール3%水溶液(3%過酸化水素水)を飲ませる方法というのが広まっています。

自宅で応急処置として対処できる方法として広まっていますが、犬に薬剤を飲ませる行為は医療行為に当たります。
素人が安易に実行することは危険です。

玉ねぎを誤飲してしまった場合は、やはり一刻も早く動物病院へ連れていきましょう。

塩水を使う方法というのもある

また、吐き出させる方法として他にも、塩水を使う方法が広まっています。

ですが、塩水を飲ませる場合は、もしも吐き出さなかった場合に塩分による中毒を招く可能性があります。
濃度の高い塩水を飲ませるのは大変危険な行為です。

犬と玉ねぎまとめ

どんなに注意していても、食事中に玉ねぎが含まれているものを落としてしまったり、料理をしているときに気が付かないうちに玉ねぎを落としてしまったりしますよね。
犬の食べる速さは、飼い主さんならご存知かと思いますが、本当に速いです。
人間の食べるものに対して、常に興味津々だったりしますしね。

この記事を書かせていただくにあたり、犬に玉ねぎを与えることの危険性を勉強できました。
これからも徹底的に食べものの管理をするように心がけたいと思います。

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