「もう1匹迎えたいけど、うちの子と仲良くできるかな」「多頭飼いって大変なのかな」と迷っていませんか。
楽しみな気持ちと同じくらい、不安もありますよね。
- 多頭飼いに決まった頭数の定義はなく、ふつうは2匹以上で使われる言葉です
- メリットは遊び相手ができること。費用・手間・相性の不安はデメリットです
- 登録や狂犬病予防注射は1頭ごとに必要。迎える前に準備を整えましょう
- 先住犬のペースを優先し、少しずつ慣らすのが基本です

犬猫のお薬の個人輸入は「ぽちたま薬局」へ
犬の多頭飼いは何匹から?
多頭飼いは、2匹以上の犬を同じ家で飼うことを指して使われるのが一般的です。
「何匹からが多頭飼い」という決まった定義があるわけではありません。2匹目を迎えた時点で、多頭飼いと考えてよいでしょう。
自治体によっては10頭以上で届出が必要
ただし、頭数がかなり多くなると、条例で届出が必要になる地域があります。
たとえば大阪府では、犬と猫をあわせて10頭以上飼う場合に届出が必要です。
神奈川県(横浜市・川崎市・相模原市を除く)でも、10頭以上の犬や猫を飼う場合の届出が義務になっています。
対象になる頭数やルールは自治体ごとに違います。頭数が増えてきたら、お住まいの自治体のホームページで確認しておくと安心です。
出典:大阪府「犬・猫を10頭以上飼育されている方へ」
神奈川県「多頭飼育届出制度」
犬の多頭飼いのメリット
多頭飼いのいちばんの魅力は、犬同士で過ごす時間が生まれることです。
- 犬同士で遊んだり、寄り添って寝たりする姿が見られる
- 遊び相手がいることで、運動や刺激が増えることがある
- 性格の違いが見えて、毎日がにぎやかになる
- 相性が合えば、お留守番の時間を一緒に過ごせる
ただし、これらは相性が合った場合の話です。2匹目を迎えれば必ずそうなる、というものではありません。
お留守番の悩み
「1匹だとお留守番がかわいそう」が2匹目を考えるきっかけになることも多いですよね。
ただ、飼い主さんと離れることへの不安が強い子の場合、犬の仲間が増えても落ち着くとは限りません。
気になるときは、先に分離不安について知っておくと判断しやすくなります。
犬の多頭飼いのデメリット
デメリットは「お金」「手間」「犬同士の関係」の3つに分けて考えると整理しやすくなります。
| 分類 | 主なデメリット |
|---|---|
| お金 | フード代、ワクチンやフィラリアなどの予防費、医療費は基本的に頭数分かかる |
| 手間 | 散歩・食事・トイレ・お手入れの時間が増える。2匹同時の散歩は慣れが必要 |
| 犬同士の関係 | 相性が合わない、ケンカやケガ、先住犬のストレス、感染症がうつる可能性 |
特に気をつけたいのが、先住犬への負担です。
それまで飼い主さんをひとり占めしていた先住犬にとって、新しい犬は大きな環境の変化になります。
やきもちを焼いたり、元気がなくなったりする子もいるので、迎えたあとは先住犬の様子もよく見てあげてください。
また、犬同士で同じ空間を使うと、お腹の寄生虫などの病気がうつることがあります。
犬の多頭飼いに向いている家庭
多頭飼いがうまくいくかどうかは、犬の性格だけでなく、家庭の状況にも左右されます。次の項目に多く当てはまるほど、準備が整っているといえます。
- 2匹分の費用(フード・予防・医療)を無理なく続けられる
- 散歩やお世話の時間を、もう1匹分増やせる
- 相性が合わないときに、犬同士を分けて過ごさせるスペースがある
- 先住犬のしつけや健康状態が、ある程度安定している
- 家族全員が2匹目を迎えることに賛成している
- 住まいの規約で、2匹以上の飼育が認められている
当てはまらない項目があっても、すぐにあきらめる必要はありません。何が足りないかが分かれば、迎える前に準備できることも見えてきます。
2匹目の組み合わせの考え方
2匹目を選ぶときは、性別・年齢差・体格差の3つを考えておくと、迎えたあとの暮らしをイメージしやすくなります。
ただ、相性は個体差がとても大きいもの。下の表はあくまで考え方の目安です。
| ポイント | 考えておきたいこと |
|---|---|
| 性別 | オスとメスの組み合わせは、繁殖させないなら不妊・去勢手術の検討が必要 |
| 年齢差 | 元気な子犬の相手は、先住犬(特にシニア犬)の負担になることがある |
| 体格差 | 大きさに差があると、遊びのつもりでもケガにつながることがある |
オスとメスを一緒に飼う場合は、繁殖の管理も大切です。
動物愛護管理法では、犬や猫が増えすぎて適切に飼えなくなるおそれがあるとき、飼い主は繁殖を防ぐ措置をとらなければならないとされています。
その方法のひとつが、不妊・去勢手術です。
手術の時期や方法は、かかりつけの動物病院に相談してみてください。
犬の多頭飼いを始める前の準備
2匹目を迎える前に、手続き・健康・環境の3つを整えておきましょう。
手続きは1頭ごとに必要

犬の登録と、毎年1回の狂犬病予防注射は、法律で飼い主に義務づけられています。
これは1頭ごとの義務なので、2匹目を迎えたら、その子の分も手続きが必要です。
出典:厚生労働省「狂犬病予防法に基づく犬の登録、予防注射等の推進について(再周知)」
また、マイクロチップが登録されている犬を新しく迎えた場合は、30日以内に所有者情報の変更登録が必要です。
ペットショップやブリーダー、前の飼い主さんから受け取る「登録証明書」を使って手続きします。
出典:東京都保健医療局「犬猫へのマイクロチップ装着(リーフレット)」
健康状態を確認しておく
新しく迎える子と先住犬、どちらの健康状態も確認しておくことが大切です。
ワクチンや寄生虫予防の状況、迎えた直後に気をつけることは、動物病院で相談しておくと安心です。
それぞれの居場所をつくる
最初から同じ空間で自由に過ごさせるより、それぞれが落ち着ける場所を用意しておくほうが安心です。
ケージやベッド、食器、トイレは、1匹ずつ分けられるようにしておきましょう。
記録は1頭ずつ
2匹になると「ワクチンを打ったのはどっちだっけ」「体重はいくつだった?」と混乱しやすくなります。
年齢・体重・予防の時期などは、1頭ずつ分けて記録しておくと、動物病院でも説明しやすくなります。
2匹目を迎えてからの流れ
迎えた初日から仲良くできるとは限りません。先住犬のペースに合わせて、少しずつ距離を縮めていきましょう。
- はじめは生活スペースを分け、お互いのにおいや気配に慣れさせる
- 柵やケージ越しに顔を合わせる時間をつくる
- 落ち着いていれば、飼い主さんが見守る中で短時間いっしょに過ごす
- ごはんや声かけは先住犬を先にして、安心させてあげる
うなる・吠える・逃げるなどの様子が見られたら、無理に近づけず、一つ前の段階に戻して様子を見てください。
体調やケガが気になるとき
新しい犬との暮らしは、先住犬にとっても新しく来た子にとっても、大きな変化です。
ケンカでケガをしたときや、体調の変化が続くときは、早めに動物病院へ相談しましょう。
- ケンカで出血している、噛まれた跡がある
- 食欲がない状態や、下痢・嘔吐が続いている
- ぐったりしている、いつもと明らかに様子が違う
- 体をしきりにかく、咳をするなど、もう1匹にも同じ症状が出ている
※この記事は一般的な情報をまとめたものです。犬の健康や治療に関わる判断は、かかりつけの動物病院に相談してください。
あわせて読みたい
犬種によって性格や飼いやすさは大きく違います。2匹目にどんな子を迎えるか考えるときのヒントにしてみてください。
まとめ
- 多頭飼いに決まった頭数の定義はなく、2匹以上で使われるのが一般的
- 頭数が多くなると、自治体によっては届出が必要になる
- メリットは犬同士の時間が生まれること。費用・手間・相性はデメリット
- 登録・狂犬病予防注射・マイクロチップの手続きは1頭ごとに必要
- 迎えたあとは先住犬のペースを優先し、少しずつ慣らしていく
2匹目を迎えると、健康管理も「2匹分」になります。年齢や体重、予防の時期を1頭ずつ残しておくと、毎日のお世話も動物病院での相談もスムーズです。
犬猫のお薬の個人輸入は「ぽちたま薬局」へ

ペットのお薬通販『ぽちたま薬局』スタッフのブログです。
このブログではペットのご飯を中心にペットの健康について考えたいと思います。












