最近、うちの亀の甲羅に白いモヤモヤが…。
これって病気?様子を見ても問題ないのかな?
そんな不安を感じている方もいるのではないでしょうか。
とくに飼育が初めてだと、ちょっとした変化も戸惑ってしまいますよね。
実はこうした異変は病気のサインで、放っておくと命にかかわるというケースもゼロではありません。
この記事では、亀がなりやすい病気の症状や原因、治療に使われるお薬、予防方法などを初心者にもわかりやすく解説します。
異変に気づいたときにすぐ対処できるよう、ぜひ参考にしてみてください。
ぽちたま薬局では、トカゲ・ヘビ・カメなどの爬虫類に必要な抗生物質や寄生虫薬も取り扱っています。
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目次
亀がなりやすい病気一覧
亀がなりやすい病気には、次のようなものがあります。
水カビ病|甲羅や皮膚の白いモヤモヤ
この病気の主な原因は、飼育環境の乱れです。
水質が悪い、日光不足、温度管理の不備、ストレスなどがあると免疫力が低下し、発症しやすくなります。
治療では飼育環境を改善するほか、薬浴やカビ(真菌)を抑える抗真菌薬が使われます。
- 治療薬例:「イトラコナゾール」
- 投与量の目安:亀の体重1kgに対して5mgを1日1回
亀の治療においては犬猫用の薬が代用されるのが一般的で、ぽちたま薬局でも取り扱っています。
亀の水カビ病について詳しくはこちらの記事で解説しています。
代謝性骨疾患・くる病|甲羅の変形
代謝性骨疾患(くる病)は、甲羅がやわらかくなったり、反ったり、凸凹になったりする病気です。
進行すると甲羅が変形し、歩行が難しい、うまく泳げないなど、普段の動きにも支障が出てきます。

主な原因は紫外線不足とビタミンD3の欠乏。
これにより腸からカルシウムを吸収できず、骨がもろくなってしまうのです。
カルシウムは筋肉の動きにもかかわっているため、不足すると手足のけいれんや全身の発作などを引き起こすこともあります。
変形した甲羅は元に戻せないため、早めに気づいて原因を取り除くことが大切です。
呼吸器疾患│鼻水・風邪の症状や肺炎
亀も風邪のような呼吸器疾患を起こす場合があります。
なかでも注意したいのが、いつもと違う鼻水や呼吸の変化です。
- ごはん中や温浴中以外の場面でも鼻水が出る
- 呼吸時に湿った大きな音がする
これらの様子が見られる場合は、次第に元気や食欲がなくなり、放置すると肺炎を併発したり、鼻が化膿して周囲が変形したりするリスクもあります。
原因は細菌やウイルスで、こんな環境が感染の引き金になります。
引き金になる環境
- ミズガメ:水温の低下やビタミン不足
- リクガメ:温度管理の不備や敷材のホコリなど
治療では抗生物質を投与するのが一般的です。
甲羅の骨折|落下や犬噛みでなりやすい

亀の甲羅は硬そうに見えても、強い衝撃には耐えられません。
高いところからの落下、人に踏まれた、犬に噛まれたなどで、甲羅が割れて骨折する可能性があります。
- 肺の損傷や出血
- ショック状態、肺炎など命に関わるケースも
治療法は、骨折直後であれば整復して固定する処置を行うのが基本です。
使用される治療薬
- 感染症対策:アモキシシリン(22mg/kg、1日2回)
完治までに6ヶ月~1年かかることもあります。
卵詰まり|雌は単独飼育でもなり得る
雌の亀は、オスがいなくても無精卵を産むことがあり、年間10%ほどの割合で「卵詰まり」が発生するといわれています。
- 食欲が極端に落ちる
- 脱水、動きが増える
悪化すると、一日中目を閉じて動かなくなったり、口から泡を出したりする場合も。
とくに症状が現れやすいのは、4〜7月の産卵期。
暑さによる食欲減退や軽度の熱中症と勘違いしやすい時期でもあるため、注意が必要です。
原因はストレスや、産卵に適したスペースがないこと。
卵が「ある」だけの状態と「詰まっている」状態は違い、放置すると命に関わる恐れもあります。
治療では、投薬で自力産卵を促すか、必要に応じて卵や卵管を摘出する手術が行われます。
ハーダー氏腺炎・ビタミンA欠乏症│目のまぶたが腫れる
ハーダー氏腺炎は、ビタミンAが不足することで起こる、生後1年未満の亀によく見られる病気です。
- 目が白っぽくなる
- まぶたが腫れる
- 目が開かなくなる
原因は栄養の偏りで、とくに乾燥エビばかりを主食にしていると発症しやすくなります。
一方、亀専用の固形フードをきちんと与えていれば、過度に心配する必要はありません。
ただし、日光浴不足や水質の悪化もリスク要因とされています。
治療はビタミンAの補給で可能です。
口内炎|命に関わる場合も
亀の口内炎は、軽いものから命に関わる重いケースまでさまざまです。
- 食欲が落ちる
- 食べにくそうにしている
原因には細菌やヘルペスウイルスなどの感染、エサによる口の中の傷などがあります。
とくにヘルペスウイルスが原因の場合は、命を落とすケースも珍しくありません。
治療には抗生剤が使われ、食欲が戻らないときは食道チューブでの栄養補給も行われます。
尿路結石|陸に住む亀に多い
尿路結石は、リクガメなどの陸に住む亀によく見られる病気です。
- 脱水
- 高たんぱくなエサ
症状としては、便秘、食欲不振、尿漏れ、りきむ様子などがあり、これらが見られたら尿路結石の可能性があります。
治療では補液などの内科的治療のほか、開甲手術で結石を取り除く処置が行われる場合もあります。
寄生虫|下痢・白い虫に注意
亀は、寄生虫感染にも注意が必要です。
とくにリクガメは「線虫」に寄生されているケースがほとんどです。
- 下痢が続く
- 便に白い虫が混じる
これらの症状がある場合は、寄生虫感染を疑いましょう。
放置すれば栄養の吸収がうまくできず、栄養失調に陥るリスクも。
治療には「フェンベンダゾール」の投薬が用いられます。
亀の病気を予防するには?
予防の基本は、自然環境に近い快適な飼育環境を整えることです。
①野生下の環境に近い気温・水温を維持する
②水質を悪化させない
③適度な日光浴をする
野生下の環境に近い気温・水温を維持する
25度以上を目安に保つことで低体温を防ぎ、病気の予防にもつながります。
水質を悪化させない
こまめな換水が基本。週1回を目安に交換しましょう。
ろ過フィルターの活用も効果的です。
適度な日光浴をする
甲羅干しで紫外線を浴びると、体内でビタミンDが合成され、体も温まります。
亀の病気はうつる?サルモネラ症の感染に注意
元気な亀でも、実は体内にサルモネラ菌を持っている可能性があります。
人にもうつるリスクがあり、人が感染した場合は「サルモネラ症」を発症し、急性胃腸炎などの症状を引き起こします。
日本でも毎年、爬虫類との接触による発症例が報告されており、その多くは亀が原因とされています。
亀のサルモネラ菌の保菌率:60〜90%
感染を防ぐためには、亀に触れたあとに石鹸を使ってしっかり手洗いすることが大切です。
とくに子どもや高齢者は感染しやすく重症化もしやすいため、より慎重に対策を行いましょう。
まとめ
亀の小さな異変は、病気のサインかもしれません。
放っておくと重症化することもあるため、様子がおかしいと感じたら、できるだけ早めに対処してあげましょう。
毎日の観察と、快適な環境づくりで、大切な亀さんを守ってあげてください。
ぽちたま薬局では、トカゲ・ヘビ・カメなどの爬虫類に必要な抗生物質や寄生虫薬も取り扱っています。
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先代犬のラブラドール・レトリバーと13年過ごし、現在は4歳の柴犬と暮らしています!愛犬と添い寝をするのが至福の時間…♪
アクアリウム歴も15年。熱帯魚を中心に、カニなど水生生物も知識も豊富。









