【うさぎの薬】種類・失敗しない飲ませ方

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【うさぎの薬】種類・失敗しない飲ませ方

うさぎの病気やケガの治療では、飲み薬や点眼薬、塗り薬などさまざまなお薬が処方されます。
しかし、動物病院では大人しくお薬を飲んでいたのに、自宅では暴れてしまう…そんな経験はありませんか?

うさぎはとてもデリケートな動物で、ちょっとしたストレスでも体調を崩すことがあります。
無理に薬を飲ませようとして、噛みつかれたり、押さえ込んだ拍子に骨折してしまったりすることも。

この記事では、うさぎに処方されるお薬の種類や特徴、上手に薬を飲ませるコツを分かりやすく解説します。

うさぎに処方される薬の種類

うさぎに処方される薬の種類

うさぎの治療に使われるお薬には、さまざまな種類があります。
それぞれの特徴を知って、適切に投薬できるようにしましょう。

・シロップ(液体タイプ)
甘みがあるため、うさぎが比較的受け入れやすいのが特徴。
スポイトやシリンジ(注射器型の容器)を使って与えることが多く、一般的に処方されるお薬です。

・錠剤(固形タイプ)
小さな固形のお薬ですが、苦みがあるとそのまま与えるのは難しく、砕いて粉状にするか、シロップに混ぜて飲ませることが一般的です。

・粉薬(パウダータイプ)
粉末状の薬で、カプセルに入っているものや、錠剤をすりつぶしたものがあります。
ペレットや野菜にまぶす、シロップに溶かすなど、工夫して与えましょう。

・点眼薬(目薬)
目の病気や炎症を治療するためのお薬で、小さなボトルに入っています。
うさぎは目薬を嫌がることが多いため、正しい方法で素早く点眼することが大切です。

それぞれのお薬に合った投薬方法を知っておくと、うさぎへの負担を減らしながら治療ができます。

うさぎに薬をあげる方法

うさぎに薬をあげる方法

うさぎは警戒心が強く、投薬が難しい動物です。
無理にお薬を飲ませようとすると、ストレスを感じやすいだけでなく、落下・骨折・誤嚥などの事故につながることもあります。

安全にお薬を与えるためには、お薬の種類ごとの特徴や、うさぎに負担をかけない方法を知っておくことが大切です。
ここからは、シロップ・錠剤・粉薬ごとの投薬方法と注意点を解説します。

シロップ(液体タイプ)

シロップを与えるときは、シリンジ(針なしの注射器)やスポイトを使うのが一般的です。

投薬の手順
1.シリンジにお薬を吸い取る。
2.うさぎを優しく抱っこし、口の横からシリンジを入れる。
3.うさぎが舌を動かしてお薬を飲み込むのを確認しながら、ゆっくり投与する。

うさぎが嫌がる場合の対策
・タオルで体を優しく包む(前足が出ないようにすると安定しやすい)
・ご褒美のおやつと組み合わせる(お薬の後に好きなものを与えて慣れさせる)

参考
ときわ動物病院(外部リンク)

錠剤(固形タイプ)

錠剤はそのままでは飲みにくいため、うさぎが好きな食べ物に混ぜるのがポイントです。

投薬のコツ
・リンゴやバナナなどの果物に包む
・ドライフルーツ(パパイヤ・マンゴー・パインなど)と一緒に与える

お薬に気づいて飲まない場合
錠剤を砕いて粉状にし、水や少量の果物・野菜ジュースに溶かし、シリンジで与えると飲んでくれます。

粉薬(パウダータイプ)

粉薬は、うさぎが好きな食べ物に混ぜる方法が効果的です。

おすすめの与え方
・ペレットやおやつにふりかける
・ペースト状のフードに混ぜる

食欲がない場合
水、青汁、リンゴジュースなどに溶かし、シリンジを使って与えるのがおすすめです。

うさぎは嘔吐することができないため、飲み込んでしまえばお薬を吐き出すことはありません。

投薬時の注意点

うさぎにお薬を飲ませるときは、注意点があります。

1. うさぎのストレスを最小限に
うさぎはストレスに弱い動物。
お薬を嫌がるときは優しく声をかけて、できるだけ安心させることが大切です。

2. 仰向けにしない(誤飲を防ぐ)
うさぎを仰向けにすると大人しくなりますが、誤嚥してしまいます。
お薬を与えるときは、仰向けにしないで自然な姿勢のまま行いましょう。

3. 2人で協力するのがベスト
警戒心が強い子や暴れてしまう子の場合、1人が固定し、もう1人がお薬を与えるとスムーズです。
強く押さえつけると、骨折のリスクがあるため、慎重に扱いましょう。

4. 獣医師の指示に従い、自己判断で休薬しない
症状が改善したからといって、自己判断で投薬をやめてはいけません。
通常、処方されたお薬は飲み切ることが前提です。

もし、副作用が出た場合や、3日程度で症状が改善した場合は、必ず動物病院に相談しましょう。

うさぎにお薬を与えるのは大変ですが、正しい方法を知っておくことでスムーズに投薬ができます。
焦らず、うさぎに負担をかけないように工夫してみてください。

まとめ

まとめ

うさぎにお薬を飲ませるのは難しく、無理に与えるとストレスを感じさせてしまう場合があります。
さらに、うさぎの骨は構造上とても折れやすいため、暴れて骨折しないように注意することも重要です。

投薬の際は、お薬の種類ごとに適した方法を選び、上手に工夫することで負担を減らしながら投与してあげてください。
シロップはシリンジを使って慎重に与え、錠剤や粉薬はペレットや好物に混ぜるなど、うさぎの性格に合った方法を試しましょう。

また、投薬の際は獣医師の指示に従い、正しい用量・用法を守ることも大切です。
お薬を飲み切る前に症状が改善された、副作用が出たという場合は、自己判断で休薬せずに処方された動物病院に相談しましょう。

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