犬を飼い始めたときの大きな不安といえは「トイレのしつけ」ではないでしょうか。
トイレを覚えてくれないと、粗相のたびに掃除したり、部屋がくさくなったりして、飼い主さんの負担は増すばかりです。
犬のトイレのしつけに大切なのは、「環境づくり」と「タイミング」。
これら2つのコツを攻略すれば、愛犬のトイレトレーニングはスムーズにいくはずです!
今回は、犬を飼って10年のぽちたまスタッフが、「どのくらい時間がかかったか」「成功したきっかけ」など、経験談を交えながら犬のトイレのしつけ方法を徹底解説します!
目次
トイレのしつけは「環境づくり」と「タイミング」が重要!
犬のトイレのしつけで最も大切なのは、飼い主が「覚えやすい環境」を整えてあげること。
そして「今が排泄のタイミングだよ」と正しく導いてあげることです。
これらの2つのコツを抑えることが、トイレのしつけにおける鉄則となります。
とはいえ、鉄則通りにしつけをしていても、犬がトイレを覚えるにはとにかく時間がかかります。
とくに初めて犬を飼った方は、焦らず犬目線で教える意識が成功の秘訣です。
犬のトイレトレーニングを始める前にやるべきこと
まずは、「覚えやすい環境」を整えてましょう。
愛犬のサイズに合ったトイレトレーとトイレシートを準備して、次の手順で準備を進めます。
トイレの場所を決めて固定する
犬は、いつも同じ場所でトイレをする習性があります。
最初にトイレの場所を決め、途中で変えないことが成功への近道です。
トイレの場所は、人の動線から少し離れた静かで落ちつける場所が理想です。

上のイラストのように、愛犬のケージの近くや人が通らない部屋の隅なら、落ちついて排泄しやすくトイレトレーニングもスムーズに進めやすくなります。
ケージやサークルを活用して環境を整える

犬の寝床とトイレは分けて配置するのが基本です。
寝床から少し離した場所にトイレを置くと、犬も自然に使い分けられるようになります。
ぽちたまスタッフ経験談
「トイレと寝床が仕切られたケージを使いましたが、全然うまくいきませんでした。『仕切りが邪魔なのでは?』と思い取り払ったところ、トイレを使用するように。物理的な障害があるときは、すべて取っ払ってみるのもいいかもしれません」
トイレしつけシートを用意しておく
市販のトイレしつけシートには、犬が排泄したくなるような誘引剤が含まれています。
「トイレ=排泄する場所」と理解させるときに役立つかもしれません。
また、トイレのニオイが残ることで、次回も同じ場所でしやすくなります。
トイレしつけシートを使えば必ず成功するわけではありませんが、しつけのサポートアイテムとして手元に置いておくと安心です。
犬のトイレトレーニングの具体的な手順
環境が整ったら、次はさっそくトイレトレーニングをはじめましょう!
以下の流れでトレーニングを行います。

このとき大切なのが「タイミング」。
愛犬の「トイレしたい!」というタイミングに合わせて誘導することからスタートします。
タイミングを見逃さずに誘導する
犬がトイレに行きたくなるタイミングは、起床後・食後・遊んだ後・寝る前などです。

こうしたタイミングですかさずトイレへ誘導し、成功したらすぐに褒めましょう。
誘導の仕方には、次のような方法があります。
- 飼い主さんがトイレの横に座って呼ぶ
- 目の前におやつを見せながらトイレに誘導する
- 歩かないときは抱っこしてトイレトレーに乗せる
ぽちたまスタッフ経験談
「鉄板は“朝起きた直後”。おしっこする確率が最も高いので、起きた直後は絶好のトイトレチャンスです」
しっかり褒めて覚えさせる
犬は、褒められるのが大好きです。
うまくできたら、おやつをあげたり「えらいね!」と声掛けしたりして、しっかりご褒美を与えましょう。
正解の行動を覚えてもらうには、この成功体験の積み重ねが効果的です。
「トイレでおしっこするといいことがある」と覚えてくれれば、自然とトイレが身についていきます。
失敗しても叱らず、冷静に対処
トイレ以外で粗相してしまっても、大きな声で叱るのは逆効果。
「排泄=怖いこと」と誤解し、隠れて排泄するようになってしまいます。
失敗したら静かに片づけて、次の排泄のタイミングをうかがってください。
なお、ニオイが残ると同じ場所に粗相してしまうので、消臭スプレーでしっかり掃除するようにしましょう。
ぽちたまスタッフ経験談
「ラグやソファなどの布製品は粗相しやすいです。ニオイも残りやすくとても厄介。トイレを覚えるまでは、できるだけ布製品を部屋から取り払っておくことをおすすめします」
犬のトイレのしつけでよくある疑問
最後に、トイレのしつけに関するよくある疑問を解消していきます。
成犬のトイレトレーニングはできる?
成犬でもトイレのしつけは可能です。
ただし、子犬よりも時間がかかることもあるため、根気よく繰り返すことが大切です。
記事前半の「犬のトイレトレーニングの具体的な手順」で紹介した方法だけで覚えてくれないときは、トイレシートの範囲を徐々に狭める方法も取り入れてみましょう。
- 広い範囲にトイレシートを敷いて成功しやすくする
- 慣れてきたら少しずつ範囲を狭める
- 最終的には1枚に絞る
ぽちたまスタッフ経験談
「我が家の6歳の子も覚えられました。うちに来るまではトイレの習慣が一切ない子でしたが、①排泄のタイミングに合わせて誘導して、②成功したら大好物のおやつをあげる、という方法を何回か繰り返したら、次第に自分でトイレに行くように。食いしん坊の子にはおやつ作戦は有効のようです」
オス犬とメス犬でしつけの方法は違う?
子犬のうちなら、基本的にオス犬・メス犬どちらも同じ方法でしつけられます。
ただ、オス犬は成長すると足を上げて排泄するようになることがあるため、トイレの壁にガードを設置するなどの工夫が必要となります。
その場合は、中心に棒が立てられている「オス犬向けのトイレ」に変えるのもおすすめです。
広く市販されているので、愛犬のクセに合わせてこうしたアイテムを取り入れてみましょう。
なお、トイレを変えると失敗するようになる子がいますが、そんなときも慌てずに、「排泄のタイミングで誘導して、うまくできたらご褒美をあげる」という基本ルールに沿って改めて訓練しましょう。
ぽちたまスタッフ経験談
「我が家はメス犬が2頭いますが、同じ性別でも排泄の姿勢は違います。その子のクセをみながら、それぞれ排泄しやすい環境を整えてあげるといいかもしれません」
トイレを覚えるまでにどのくらいかかる?
個体差はありますが、子犬なら2週間ほどである程度習慣化できます。
ただし、場合によっては1ヶ月~数ヶ月かかることもあるため、気長に向き合うことが大切です。
ぽちたまスタッフ経験談
「3ヶ月の子犬をしつけたときは半月くらいで覚えました。その後も失敗を繰り返しましたが、粗相しやすいラグを撤去したり、トイレのサイズを大きくしたりして、1年ほどで完璧に。一方6歳で迎えた子は、2年経っても成功率は7割ほど。とにかく根気が必要です」
「しーしー」など声掛けした方がいい?
愛犬の排泄に合わせて「しーしー」「ちっち」などと声掛けをして、トイレをしつけるという方法もよくみますよね。
これは、外出時などに初めての場所でも排泄できるように、トリガーとなる合図を決めておけるという点では有効な方法です。
しかし自宅でトイレをするだけなら、必ずしも覚えさせる必要はありません。
ぽちたまスタッフ経験談
「声掛けをしつけたいときも、タイミングを図ることが重要です。犬は尿意をもよおさないと排泄しません。尿意がないときに「しーしー」と言っても排泄しないのは当然で、飼い主のタイミングではなく、すべては愛犬の尿意のタイミングに合わせて練習しましょう」
失敗が続いたらどうしたらいい?
どうしても失敗してしまうときは、トイレの場所がよくなかったり、誘導のタイミングが適切でなかったりしている可能性があります。
トイレまわりの環境を見直したり、誘導の強化を試してみましょう。
犬のトイレのしつけは、焦らずコツコツと
犬のトイレトレーニングは、「適切なタイミングで誘導する」「成功したら褒める」の繰り返しが鉄則です。
はじめの数日はうまくいかなくて当たり前。あなたのペースで大丈夫です。
愛犬と一緒に成功体験を積み重ねて、快適な生活を築いていきましょう。
ぽちたま薬局では、噛み癖のしつけ方も詳しく解説しています♪

ペットのお薬通販『ぽちたま薬局』スタッフです。
10年以上の犬の飼育経験と動物介護士の知識をもとに、ペットの病気やお薬の情報を発信します。










