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バナナで愛猫もしあわせになる!?バナナ食のメリットや注意点を紹介

人間にとって身近な果物であるバナナですが、猫にバナナを食べさせていいか迷ったことはありませんか?
いきなり結論ですが、猫はバナナを食べても「大丈夫」です。
猫にとって毒になる成分は含まれていないため、安心して与えることができます。
また、バナナは栄養満点。愛猫もその恩恵にあずかれること間違いなしです!

バナナがもたらす効果とは

バナナがもたらす効果とは

バナナは人間が食べてもおいしく、しばしばおやつに入るか入らないかの議論になることもありますが(デザートだと思います)、栄養満点でさまざまな効果が期待できる果物です。
そのよい効果は猫にとっても同じです。

【バナナに含まれる栄養素】
・カリウム
・ビタミンB6
・ビタミンC
・マグネシウム
・セロトニン
・モリブデン

カリウム

果物の中でも特にバナナには、カリウムが豊富に含まれています。

ナトリウムとともに、体内の細胞の浸透圧を保持しているほか、酸や塩基平衡の維持神経刺激の伝達、心臓機能や筋肉機能の調節、細胞内の酵素反応を調節するなどの働きをします。

また、カリウムは腎臓でのナトリウムの再吸収を抑制し、尿中への排泄を促進するため、血圧を下げる効果があります。
体内のカリウムが不足してナトリウムばかりが過剰になると、体にむくみを生じたりします。

ビタミンB6

水溶性ビタミンの1つです。

タンパク質からエネルギーの生産や、筋肉や血液を作るときに利用されます。
皮膚や粘膜の健康維持、赤血球を作り出したり、免疫機能を正常に保つのに役立ちます。
抗アレルギー作用もあり、皮膚疾患の予防にも効果のある栄養素です。

特に幼猫期の発育や、妊娠時に重要となります。

ビタミンC

水溶性の栄養素で、免疫力の向上に効果があります。
体内でタンパク質からコラーゲンが生成されるのを助ける働きもあります。

マグネシウム

マグネシウムは、補酵素や活性中心の成分として300種類以上の酵素の働きを助けています。
エネルギー産生にも関わっており、栄養素の合成や分解、遺伝情報、神経伝達にも作用します。
また、カルシウムと拮抗して筋肉の収縮を制御したり、血管を拡張させて血圧を下げたりするなどの働きをします。

セロトニン

セロトニンは「しあわせホルモン」とも呼ばれています。
近年よく言われていますが、人間は猫をなでることで脳内でセロトニンが分泌され、幸福感を得ることができるのです。

バナナには、そのセロトニンが100g中約7.7mgも含まれているのだそうです。
また、セロトニンを合成する際の材料となるトリプトファンも含まれています。

モリブデン

代謝に関わる必須ミネラルのひとつで、肝臓や腎臓に存在し、鉄の働きを促進するミネラルの1つです。
微量ではありますが、生体の活動を維持するために必要な栄養素です。

食品から摂取するモリブデンの吸収率は非常に高く、過剰に摂取した場合は尿中に排出され、体内の濃度は一定に保たれます。
欠乏すると、貧血や疲労、尿酸代謝障害、不妊になるなどの可能性が挙げられています。
必要な量は大変微量であるため、過剰に摂取すると尿酸の代謝に影響を与え、中毒症状を起こすと言われていますが、実はその詳細はまだ明らかになっていません。

バナナを与える際の注意点は?

バナナを与える際の注意点は?

バナナは猫が食べても基本的には問題ありませんが、注意点もあります。
安全に食べさせるためにも、注意点を知っておくと良いですね。

与える量は輪切り1センチ程度で

バナナを与える際は、過剰に与えないように注意しましょう。

バナナは、1本約84kcalほどです。
人間にとっては低カロリーですが、体の小さい猫にとっては高カロリーとなります。

多く与えてしまうと体重増加や糖尿病、下痢、膀胱炎、尿路結石などの原因になる可能性があります。
与える目安は、厚さ1cmほどの輪切りが良いです。
猫の健康のために、適切な量を与えてあげるようにしてくださいね。

皮はむきましょう

猫に与える場合でも、バナナの皮はむいてあげてください。
バナナの皮には殺虫剤や農薬が付着している可能性があります。
猫の体のことを考えるなら断然、皮をむいて与えることをおすすめします。

おすすめの与え方

バナナの実は食べやすい硬さですが、粘度が高くてのどに絡みやすいので工夫して与えるのがおすすめです。
すりつぶしてペースト状にしたり、細かく切ったりすると猫にとっても食べやすくなります。
こうした工夫をすることで消化も良くなり、のどに詰まらせてしまう危険性もなくなるので安心です。

猫にバナナまとめ

バナナはしあわせフルーツだということがわかりました!
もちろん過剰摂取はいけませんが、適量を与えることで、日ごろ愛猫が抱えるストレスなどを軽減してあげられるかもしれません。

少し前にネット上では、バナナのおいしさを知って幸せそうに食べる猫の画像が流行りましたが、それには根拠があったのですね。
与える量は少量にとどめておいて、飼い主とのコミュニケーションツールとして、おやつ感覚であげてみるのがいいですね。

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