猫の肥大型心筋症は、左心室の筋肉が厚くなる進行性の心臓病です。
残念ながら現在の医療では、完治は難しいとされています。
それでも一秒でも長い時間、愛猫と一緒に過ごしたいと飼い主さんなら思いますよね。
「肥大型心筋症の寿命や余命はどれくらい?」「心臓病でも長生きできるかな?」そんな不安を抱えている方もいらっしゃると思います。
そこで本記事では、肥大型心筋症の猫の寿命や余命がどのくらいなのかを解説します。
普段の暮らしの中で気を付けることも紹介しているので、愛猫へのケアとしてぜひ参考にしてください。
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目次
猫の肥大型心筋症の
ステージごとの余命
猫の肥大型心筋症は、症状の進み具合によってステージA~Dに分けられます。
どのステージまで進行しているかによって余命は変わります。
もちろん個体差もあるのであくまで目安と考えてください。

発症リスクが高いものの、まだ病気は発症していない段階。
メインクーンやラグドールなど心筋症になりやすい猫種が該当します。
実際に発症しなければ、一般的な猫と同じように長生きすることができます。
ステージBは、B1とB2に分けられます。
B1は左心室に異常があるものの、拡大は見られない状態。
一方でB2は左心房が拡大している段階です。
余命は1~3年程度とされていますが、治療によりもっと長く生きられる猫もいます。
心不全による肺水腫や胸水、血栓塞栓症による麻痺などの症状が出ている段階です。
個体差もありますが、このステージの猫は余命が数ヶ月~1年程度とされています。
注意したいのは肺水腫の症状。
酸素が十分に取り込めなくなり、数時間から1日ほどで亡くなるケースもあります。
「治療抵抗性」のうっ血性心不全が見られる状態。
治療しても改善しない、効果が得られないという段階なので、動脈血栓塞栓症を起こすと突然亡くなってしまうこともあります。
長生きしてもらうために
飼い主さんが気を付けること
肥大型心筋症にかかったら、進行を遅らせる治療をおこなうことになります。
お薬の投与はもちろん、ほかに自宅でできるケアにどんなものがあるかを紹介します。
定期的に検査をする

肥大型心筋症は初期に症状が見られず、あっても「元気がない」「食欲が落ちる」といった程度。
「今日は少し調子が悪いのかな…?」と見逃してしまいそうなサインばかりです。
ですが、長生きしてもらうためには早期発見、早期治療が大切。
そこで重要になるのが定期的な検査です。
レントゲン検査や心エコー検査、聴診などを受けて愛猫の状態をチェックしてもらいましょう。
特に心筋症にかかりやすいとされる猫種は、若くて元気なうちから意識して定期検査を受けることをおすすめします。
適切にお薬を投与する

猫の肥大型心筋症は、症状を進行させないようにするために治療を行うのが基本です。
胸や肺にたまった余分な水分を出す利尿剤や、血圧上昇や心筋肥大を抑えるACE阻害薬などを主に使用します。
お薬の種類や投与量は症状によって変わるため、必ず獣医師さんの指示に従いましょう。
「お薬をまとめて買っておきたい」「費用をできるだけ抑えたい」という飼い主さんは、通販で購入するのもおすすめですよ。
猫の肥大型心筋症に使用されるお薬については、こちらのコラムでも説明しています。
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先発薬よりお手頃なジェネリック医薬品もありますので、愛猫の治療費が気になる方はぜひご利用ください。
肥満に注意する
体が太るとそれだけで心臓への負担が増えてしまいます。
そのため、肥満にならないように日ごろから食生活に気をつけましょう。
食事はなるべく塩分控えめのものを選んでください。
心臓病と診断された猫は運動制限があるので、カロリーを消費しきれません。
食事はそのぶん、カロリーや塩分が控えめのフードを選びましょう。
定期的に体重を測り、適正体重をキープできるようにサポートしてあげてくださいね。
室温を適温に管理する

ほかには室温の管理も欠かせません。
寒暖差が激しい環境で過ごすと心臓に負担がかかりやすいのです。
夏は部屋が暑すぎると体温調節がうまくできません。
結果、呼吸困難を起こす恐れもあります。
一方、冬は寒さで血管がぎゅっと収縮してしまい、血流が悪くなることで症状も悪化しやすくなります。
夏場は24~26℃、冬場は20~24℃を目安に温度を保ちましょう。
内科治療と自宅ケアで
少しでも長く愛猫と過ごす
猫の肥大型心筋症は、適切な内科治療と自宅ケアを組み合わせれば進行を遅らせることができます。
お薬の投与、体重や室温の管理などをしっかり続けていきましょう。
お薬をまとめて買っておきたいという場合は、通販という方法もあります。
気になることがあるときは獣医師さんに相談し、愛猫が少しでも長生きできるようサポートしてあげてくださいね。
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