耳垢・耳掃除(猫)

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猫の耳内は常に清潔に保ちましょう。ケアを怠ると耳ダニやカビが繁殖し中耳炎を引き起こすことも。日頃のケアに最適な、耳掃除の洗浄液などを格安で販売しています。日本では手に入りづらい海外の人気商品も多数販売中。

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猫からこんな耳垢が出たら要注意

基本的に、健康を維持できている猫であれば、耳垢や臭いなどはほとんどありません。 しかし、下記のような症状が出ている場合は注意しましょう。

猫からこんな耳垢が出たら要注意
注意したい猫の耳垢
  • 大量に耳垢が出ている
  • 耳垢が黒い
  • 耳垢に臭いがある
  • 耳垢がベタベタしている など
上記のような症状が出ている場合、 病気を発症している可能性が高く、放置すると危険です。 異常が見られたら速やかに動物病院を受診しましょう。 以下より、具体的にどんな病気の可能性があるのか解説していきます。

マラセチア症

マラセチア症の原因は、マラセチアという猫の皮膚や外耳道などに常在する真菌です。

単細胞であるマラセチアは酵母菌とも呼ばれており、皮脂の多い場所を好みます。
健康であれば体にマラセチアがいても問題ありませんが、 ストレスや加齢、基礎疾患などで猫の抵抗力が弱まると、菌が異常繁殖します。
菌が増殖してマラセチア症を発症すると、かゆみや赤み、脱毛などの皮膚トラブルを引き起こします。

猫のマラセチアの原因や症状について下記記事でも解説しています

外耳炎

猫の外耳炎は、先述したマラセチア症が原因で発症するケースが多い耳の病気です。

症状としては、 茶色や黒っぽい耳垢や異臭のほか、炎症が慢性化することで外耳道の肥厚などが起こる場合もあります。
強いかゆみを伴う外耳炎は、患部を掻き続けることで皮膚を傷つける恐れもあるため、二次的な細菌感染のリスクにも注意しましょう。

マラセチア外耳炎の治療薬にはスロランイヤードロップスなどが使われます。

スロランイヤードロップス

猫の外耳炎の原因や症状について下記記事でも解説しています

耳ダニ症

耳ダニ症は、ミミヒゼンダニに寄生されることで起こります。

症状としての特徴は、真っ黒でベタベタした大量の耳垢や耳からの悪臭です。
ほかにも、非常に激しいかゆみが伴うので、頭を振る、頻繁に掻くなどの仕草も見られるようになります。

また、激しいかゆみの影響は後頭部あたりから耳周辺までの範囲に、多くの傷を作るほどです。
ミミヒゼンダニは、耳垢や分泌物などをエサにしながら繁殖を続けるため、寄生数が増えることでより一層かゆみが激しくなります。


猫の耳ダニ症の原因や症状について下記記事でも解説しています

猫の耳掃除は必要?

猫の耳掃除は必要?

猫の耳掃除は、頻繁にする必要はありません。
頻度は1週間に1回、耳に異常がないか定期的にチェックして、汚れがあったときに掃除をする程度で十分です。

耳の状態をチェックするときは、大量の耳垢が出ていないか、悪臭はないか、傷や炎症は起きていないか、目視してあげてください。

耳掃除は、汚れが目立って気になるタイミングでふき取りをする程度にしましょう。

猫の耳掃除のやり方

猫に耳掃除する際は、コットンと猫用のザイマックス・イヤークリーナーなどのイヤークリーナーを使用しましょう。
イヤークリーナーは、耳垢をふやかして掃除しやすくする効果や消毒作用があるため、洗浄することで臭いの軽減にもつながります。

猫のデリケートな耳を掃除する場合は、傷つけないように正しい方法でおこなうことが大切です。
手順は、以下を参考にしてください。

猫の耳掃除のやり方
  1. コットンまたはガーゼをイヤークリーナーで湿らせる。
  2. 耳の中が見えるように手で軽く引っ張り、目で見える範囲を優しく拭き取る。
ザイマックス・イヤークリーナーの商品ページは以下よりご覧いただけます。 ザイマックス・イヤークリーナー

猫の耳掃除に綿棒はNG

猫の耳掃除をするときは、綿棒を使わないようにしましょう。

綿棒を耳の奥まで入れて掃除すると、粘膜を傷つける恐れや耳垢を穴に押し込んでしまう可能性があります。
さらに、耳掃除をしている最中に猫がいきなり動く可能性も否定できません。

綿棒が猫の耳の奥まで刺さって、怪我や事故につながりかねないので、耳掃除にはコットンやガーゼを使用してあげましょう。

外耳炎にかかりやすい猫種は?

外耳炎にかかりやすい猫種は?

外耳炎にかかりやすい猫種というのはとくにありません。どんな猫でも外耳炎にかかる可能性があります。

ただ、折れ耳のスコティッシュフォールドなどは、耳の中が見えにくい形状をしているので発見が遅れてしまうこともあるかもしれません。
耳の異変に気づかずに重症化していたという状況を避けるためにも、普段から注意してあげましょう。

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