ジスロマック細粒

アジスロマイシン200mg／5mL

マクロライド系の感染症治療薬

ジスロマック細粒は抗生物質アジスロマイシンを含有したマクロライド系の細菌性感染症の治療薬です。
炎症、化膿といった、細菌による感染症に対して有効です。

アジスロマイシンはマクロライド系に分類される抗生物質で、細菌による症状に対し幅広く効果を発揮します。
アジスロマイシンは細菌のタンパク質の成長を阻害し、増殖を抑制することで死に至らしめます。

またアジスロマイシンには、抗炎症作用があります。
抗炎症作用によって皮膚の腫れ、発疹、化膿、かゆみ、痛みを緩和し、解熱を行います。

ブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、モラクセラ・カタラーリス、インフルエンザ菌、レジオネラ・ニューモフィラ、ペプトストレプトコッカス属、プレボテラ属、クラミジア属、マイコプラズマ属が有効菌種となります。

上記の菌が要因となるタイプの猫風邪にも有効です。

アレルギーや相互作用の心配が少ないお薬

有効成分であるアジスロマイシンは、アレルギーを起こす可能性が低いことでも知られています。
セフェム系やペニシリン系抗生物質にアレルギーを抱えているペットにもご使用いただけます。

また他のマクロライド系抗生物質で問題となる、薬物間の相互作用が少ないのも大きな特徴です。

薬の効果が長く持続

アジスロマイシンは胃酸の影響をほとんど受けず、高い組織内濃度を保ったまま体内に効率よく吸収されます。
加えて血中半減期が時間とともに延長することから、1日1回の投薬を3日間続けると、同類薬を7～14日間投与した場合と同じ効果を得ることができます。

・犬の場合：体重1㎏あたりアジスロマイシンとして5～10mgを1日1回7日間まで経口投与します。
・猫の場合：体重1㎏あたりアジスロマイシンとして5～15mgを12～24時間毎に7日間まで経口投与します。

副作用はほとんど見られませんがごくまれに吐き気、胃痛、腹痛、下痢などの胃腸障害、不整脈、腎障害が確認されることがあります。

・マクロライド系抗生物質に過敏やアレルギーのある動物には、使用しないでください。
・肝臓に疾患を持っている場合は、獣医師の指示のもとで慎重に使用するようにしてください。

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