プラケニルジェネリック

ヒドロキシクロロキン硫酸塩 200mg/1錠

プラケニルジェネリックは、関節に腫れ、こわばり、痛み、倦怠感、皮膚の発疹などを引き起こす膠原病の治療に使用されます。

有効成分：ヒドロキシクロロキン

プラケニルジェネリックの有効成分ヒドロキシクロロキンには、炎症を穏やかにする作用があります。
この成分は細胞内のリソソームに蓄積し、phを変化させることで全身性エリテマトーデスに関与する有害な酵素の働きを弱め、改善効果を発揮すると考えられています。

ただし、詳しい仕組みについては完全には解明されていません。

また、膠原病では眼の合併症リスクが伴いやすい点に注意が必要ですが、この成分は免疫抑制作用が比較的弱く、感染リスクが低いとされています。
定期的に眼科での検査を受けることで、安全に使用できます。

リウマチ

リウマチは、関節に炎症が生じる自己免疫疾患です。
患部には腫れや激しい痛みが伴い、進行すると軟骨や骨が破壊され、関節の変形や機能障害を引き起こします。

これらの症状は、とくに手足の関節に発症しやすく、左右対称にあらわれやすい点が特徴です。
ほかにも、発熱や倦怠感、食欲不振などの全身症状を引き起こすほか、炎症が肺、血管にまで広がる場合もあります。

エリテマトーデス

エリテマトーデスは、発熱や倦怠感、関節の痛み、食欲不振、体重減少、皮膚の発疹などがみられる自己免疫疾患です。
特徴的な症状として、頬から鼻にかけて蝶が羽を広げたような紅斑（蝶型紅斑）がみられますが、全員に起こるわけではありません。

また、リウマチと同じく関節の腫れや痛みも生じるものの、エリテマトーデスでは痛む場所が日によって変わります。
さらに、骨の破壊を伴うケースもほとんどありません。

プラケニルジェネリックは通常、1日1回200mgまたは400mgを食後に服用します。
ただし、1日の服用量はブローカ式桂変法による理想体重に基づいて決定されます。

■理想体重の計算式
・女性の理想体重（kg）＝（身長（cm）−100）×0.85
・男性の理想体重（kg）＝（身長（cm）−100）×0.9

■服用目安の例
・理想体重が31kg以上46kg未満の場合：1日1回200mgを服用。
・理想体重が46kg以上62kg未満の場合：1日1回200mgと1日1回400mgを1日おきに服用。
・理想体重が62kg以上の場合：1日1回400mgを服用。

プラケニルジェネリックは、副作用が起こりにくいお薬ですが、以下のような症状に注意してください。

・吐き気
・下痢
・筋力低下
・皮疹
・皮膚の色素沈着
・毛髪の変化（色や細さ）
・貧血
・視力の低下
・失明

最も発現しやすい吐き気や下痢の副作用は、服用を続けるうちに改善することが多く、食事と一緒に摂ることで軽減する場合もあります。

また視覚障害に関わる症状は、高用量を長期間服用した場合、60歳以上の高齢者、著しく腎機能が低下している人に起こりやすいとされています。

ただし、現在の治療で使用される服用量は以前よりも少ないため、その発生は極めてまれであることも確認されています。

ヒドロキシクロロキンは、以下の注意事項を確認したうえで使用してください。

・視覚障害が発現する場合があるため、服用中は定期的に眼科検診を受けてください。
・服用中は車の運転や機械操作、高所での作業を行わないよう注意してください。
・視覚障害が発現場合は、すぐに投与を中止してください。
・服用中に低血糖の症状が発現する場合があるので、注意してください。

Ipca Laboratories Ltd.

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