イベルメクチンジェネリック

イベルメクチン12mg

イベルメクチンジェネリックは、先発薬である「ストロメクトール（イベルメクチン）」のジェネリック医薬品です。

こちらのイベルメクチンジェネリックは人間用のお薬です。
有効成分は先発薬と同じイベルメクチンで、疥癬（かいせん）や腸管糞線虫症に効果を発揮します。

先発薬と比べても純度が高く、品質に大きな問題がないことが確認されています。

低コストのジェネリック医薬品

イベルメクチンジェネリックは、先発薬はもちろん、他のイベルメック後発薬より低コストでお買い求めいただけます。

人気のサンファーマ社製「イベルメクチン錠（イベルメクトール）」と比べると、およそ1/3の価格で購入可能です。

イベルメクチン ジェネリック	イベルメクチン錠 （イベルメクトール）
12mg 100錠（1箱） 4,900円	12mg 96錠 14,000円
49円／錠	145円／錠
Naiom Healthcare社	サンファーマ社

有効成分イベルメクチンの効果

イベルメクチンジェネリックの有効成分であるイベルメクチンは、寄生虫の神経や筋肉にあるグルタミン酸作動性Cl−チャンネルに選択的かつ高い親和性をもって結合し、寄生虫が麻痺を起こして死に至ります。

このイベルメクチンの作用は、次のような病気に有効です。

疥癬（かいせん）

疥癬（かいせん）とは、体長0.2～0.4mmほどのヒゼンダニが皮膚表面の角質層に寄生し、人から人に感染する疾患です。
激しいかゆみや丘疹、小さな水疱などを引き起こします。

イベルメクチンはヒゼンダニに効果があり、日本皮膚科学会の疥癬診療ガイドラインでもイベルメクチンによる治療が強く推奨されています。

腸管糞線虫症

腸管糞線虫症とは、熱帯・亜熱帯地域に広がる寄生虫疾患で、感染幼虫に汚染された土壌から経皮的に幼虫が侵入することで感染します。
無症状であることもありますが、腹痛や下痢、発疹のほか、幼虫が肺へ移行すると一過性の肺炎症状がみられることもあります。

イベルメクチンはこうした線虫に対して強い駆虫効果をもち、有効に作用します。

抗がん作用への期待

​イベルメクチンは、肝内胆管がんや卵巣がんに対する抗腫瘍効果が示唆されており、がんの治療薬として期待されています。

しかし、これらの研究は主に前臨床段階であり、ヒトでの有効性と安全性を確認するための臨床試験が必要です。​現時点で、イベルメクチンをがん治療薬として使用することは推奨されていません。

イベルメクチンジェネリックは、空腹時に水で経口投与します。
疥癬（かいせん）と腸管糞線虫症では使用方法が異なるため、以下を参考にしてください。

疥癬（かいせん）

通常、体重1kg当たり約200μg（約0.2mg）を1回経口投与します。
角化型疥癬など重症型の場合は、初回投与から1～2週間以内に検鏡などで効果を確認し、2回目の投与を考慮してください。

腸管糞線虫症

通常、体重1kg当たり約200μg（約0.2mg）を2週間おきに2回経口投与します。
糞便内から幼虫が排出され続ける場合は、再度投与することを考慮してください。

イベルメクチンの服用量目安

イベルメクチンジェネリックは、体重に合った適切な用量を投与してください。
体重1kg当たり約0.2mgとして換算すると、体重15kgにつき12mg錠の1/4錠となります。

体重	服用量
15～24kg	12mg錠：1/4錠
25～35kg	12mg錠：半錠
36～50kg	12mg錠：半錠＋1/4錠
51～65kg	12mg錠：1錠
66～79kg	12mg錠：1錠＋1/4錠
80～90kg	12mg錠：1錠＋半錠

※以降体重1㎏あたり約200μgを追加（体重15Kgにつき12mg錠の1/4錠）

分割する方法は、以下を参考にしてください。

錠剤の中央に割線がある場合

スプーンの背中側に割線を上にして錠剤を置き、その両側を親指で押すと簡単に割れます。

中央に割線がない、もしくは1/4錠にする場合

包丁やカッターなどで分割します。専用のピルカッターを使うと、より安全で簡単に割ることができます。
毎回錠剤を分割する必要がある方は、お手元に1つあると便利です。

>>ピルカッターはコチラをご覧ください

イベルメクチンジェネリックを服用する際は、以下のような副作用に注意してください。

重大な副作用

重大なものとして、以下の症状がみられることがあります。

• ・中毒性表皮壊死融解症
• ・皮膚粘膜眼症候群
• ・肝機能障害
• ・黄疸
• ・血小板減少
• ・意識障害

なお、過剰摂取すると接触性皮膚炎やめまい、運動失調、呼吸困難などの副作用も報告されています。
使用する際は決められた用量を守り、十分に経過を観察してください。

もし気になる症状がみられたら使用を中止し、速やかに医師の診察を受けてください。

イベルメクチンに対して過敏症反応がみられた場合は、投与を中止してください。
意識障害が起こるリスクがあるため、自動車の運転など危険を伴う機械の操作を行う前の投与は避けてください。

また疥癬（かいせん）の場合、そう痒が一時的に悪化したり、ヒゼンダニ死滅後もアレルギー反応により全身のそう痒が長引いたりすることがあります。

とくに注意が必要な場合

以下に当てはまる方は、イベルメクチンジェネリックを使用する前に医師へ相談してください。

合併症・既往歴がある方

ロア糸状虫による重度感染を併発している方は、まれに重篤または致命的な脳症が生じることがあります。

また、ロア糸状虫症もしくはオンコセルカ症を併発している方も、中枢精神神経系（脳症、頭痛、昏睡、精神状態変化、起立困難、歩行困難、錯乱、嗜眠、痙攣、昏迷等）、筋骨格系（関節痛等）、その他（発熱、結膜出血、眼充血、尿失禁、便失禁、浮腫、呼吸困難、背部痛、頸部痛等の疼痛等）の重大な副作用およびマゾッティ反応が報告されています。

易感染性患者がイベルメクチンを使用する場合、通常の回数を超える服用が必要になることがあり、それでも完治しない可能性があります。

妊婦・授乳婦

動物実験で催奇形性が認められています。
妊娠中の方は、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合のみ使用してください。

母乳に移行することが報告されているため、イベルメクチンを投与する場合は授乳の中止を検討してください。

小児等

体重15kg未満の小児に対するイベルメクチン投与については、臨床試験が実施されておらず安全性が確立していません。

高齢者

一般的に高齢者は肝・腎・心機能が低下しているケースが多く、また合併症があったり、ほかのお薬を併用していたりするケースが多いため、服用前に必ず医師に相談してください。

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