カルボシステイン錠

カルボシステイン 375mg / 1錠

カルボシステイン錠は、以下のような症状に使用されます。

主に用いられるのは、呼吸器症状が見られるケースです。

カルボシステイン錠は、痰を排出しやすくすることで呼吸を楽にする効果があるため、広い範囲の治療に用いられています。

カルボシステイン

カルボシステイン錠の有効成分カルボシステインは、痰を出しやすくする効果があります。

粘液の粘度を調整したり、粘膜を正常化したりする作用があるため、粘液と線毛は気道内にある異物を排出しやすくなります。

カルボシステインは、慢性的な症状でダメージを受けた、気管支粘膜上皮の線毛細胞修復にも効果的です。

気管虚脱

気管虚脱は、気管がつぶれることで呼吸が苦しくなる病気です。

初期症状には乾いた咳が多く見られますが、 気管支炎を併発することで、痰が絡んだような咳をするケースもあります。

狭くなった気管に痰が絡むと窒息死を引き起こすリスクもあるため、治療では気管支拡張剤や咳止め以外に、去痰剤を用いる場合もあります。
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ケンネルコフ

ケンネルコフは、気管や気管支に炎症を引き起こす感染症です。

短くて乾いた咳の症状が特徴で、免疫力が低い子犬に発症することが多く、潜伏期間も3～10日ほどあります。

混合感染があるケースでは重症化しやすく、鼻水や痰が絡んだ咳などの症状も見られるため、場合によっては去痰剤も処方されます。
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気管支拡張症

気管支拡張症は、気管支の弾性や筋組織が壊れて、徐々に広がっていく病気です。

犬は、気管支に関わる感染症が進行して発症することが多いことが報告されています。

連続的な咳や、大量の痰が出ることによって生活の質も極めて悪化するため、症状を緩和するために抗生剤や去痰剤などが用いられます。

カルボシステイン錠は犬と猫どちらも1日2回、体重1kgに対して10mgを目安に投与します。

調節が難しいため、お薬を粉状にできるピルクラッシャーなどをご利用してください。

※症状などによって投与量が異なる場合があるので、獣医師と相談の上ご使用ください。

カルボシステイン錠の投与で、副作用が起こるのは稀です。

しかし、投薬後は万が一に備えて、以下のような症状に注意してください。

■稀に見られる副作用
食欲不振・下痢・腹痛・発疹・悪心・嘔吐など

■極めて稀に見られる副作用
ショック症状・アナフィラキシーなど

副作用が発現した場合は、使用を中止して獣医師による診察を受けてください。

・効能効果において定められた目的にのみ使用してください。
・定められた用法・用量を厳守してください。
・獣医師の指導の下で使用してください。
・室温で保存してください。

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