フィラリア症というと、「昔の犬がよくかかっていた病気だよね?」「室内飼いだからうちは大丈夫」なんて思っていませんか?
実は今でも、フィラリア症は身近に潜む恐ろしい病気です。
一度感染してしまうと、最悪の場合、心不全や臓器不全を引き起こして命を落とす危険があります。
しかし、この病気には大きな救いがあります。それは、「正しい知識を持って対策すれば、理論上100%予防できる」ということです。
愛犬・愛猫の命を飼い主さんの手で確実に守ることができるからこそ、いま改めて知ってほしいフィラリア症の知識をまとめました。
フィラリア症を引き起こすのは、「犬糸状虫(いぬしじょうちゅう)」という寄生虫です。
蚊によって運ばれた幼虫がペットの体内に侵入し、数ヶ月かけて成長しながら体内を移動します。
やがて成虫になると、その体長は15〜30cmほどにもなり、白くてそうめんのような細長い姿に成長していきます。
これらが心臓に詰まることで血流が阻害され、肺、肝臓、腎臓といった全身の臓器に深刻なダメージを与えてしまうのです。
フィラリア症は犬の病気と考えられがちですが、実は猫にも感染します。
猫は犬に比べて体が小さいため、たった数匹の寄生が命取りになることも。
さらに猫は、寄生する虫の数が少ない傾向があるため診断が非常に難しく、診断がつかないまま急に死んでしまうということも珍しくありません。
感染確率は犬よりも低いとはいえ、猫にも予防が必須であると言われるのは、こうした理由があるからです。
同じような時期に対策が必要になることから、「ノミ・ダニ(マダニ)」と「フィラリア」はセットで語られることが多く混同されるかもしれませんが、これらは全く別物です。
ターゲットにする虫が違うため、対策に必要となる薬も全く異なります。
ノミ・ダニ駆除薬だけではフィラリアを防ぐことはできませんので、予防をするときは十分に注意してください。
感染のスタートは、蚊による吸血です。
次のフローを辿って、ペットたちに感染します。
まず、フィラリアに感染している犬を蚊が吸血して幼虫を取り込み、その蚊が愛犬・愛猫を刺すことでフィラリアが傷口から侵入します。
その後フィラリアは、ペットの体内で時間をかけて成長していき、心臓や肺動脈に到達して成虫になります。
その間、血管内にいるフィラリアは血流によって振り回され続け、血管内に炎症が起きたり動脈壁が厚くなったりして、血管が狭くなって血液が流れにくくなります。
フィラリアが死ぬと血管に詰まりが生じて、さらに血液は流れにくい状態になります。
深刻なケースでは、心臓の弁に大量のフィラリアが詰まってしまい、やがて死を招くのです。
こうしたことが、フィラリアに感染したペットたちの体内で繰り広げられます。
いかにフィラリア感染がペットたちを苦しめるのか、おわかりいただけたでしょうか。
フィラリア症は、感染してすぐに症状が出るわけではありません。
数ヶ月~数年かけてゆっくりと進行し、突然死を招くこともあります。
フィラリアの症状には4つのレベルがあり、レベルが上がるほど症状は重くなります。
感染したばかりのときなど、初期段階では症状が現れないことがあります。
現れるとしても、時々咳が出るなどの軽いものが多いです。
軽い咳に加えて、以前より疲れやすくなる様子がみられます。
散歩のときやおもちゃで激しく遊んだあとに、「なんとなく元気がないな」と感じるようになるかもしれません。
この段階から肺音に異常が現れます。
さらにレベルが上がると、呼吸器症状が顕著になってきます。
また、腹水が溜まってお腹が膨れたり、脳の血流が低下して一時的に失神したりするケースも出てきます。
動物病院での検査では、心音や肺音、レントゲンでの異常があらわれるようになり、肝臓の腫れや心不全の兆候が見つかることもあるようです。
これらの症状が悪化すると、最悪の場合、死に至ることがあります。
最終的にフィラリアが心臓に到達すると、大静脈症候群を引き起こします。
これは、フィラリアが詰まることで心臓の弁が正常に閉じなくなり、血液が逆流して血液循環が遮断されてしまう状態です。
緊急手術でフィラリアを取り除くことになりますが、手術を受けたとしても、多くの犬は死んでしまいます。
こうした症状は、フィラリアの寄生数や感染期間、犬の運動量によって現れ方が変わってきます。
たとえばフィラリアの寄生数が多く、感染期間が長い犬、とても活発な犬では、症状が明確になりやすく、重篤になることもあります。
フィラリア感染がわかったら、運動制限や適切な治療など、早めの対策が必要です。
猫は心臓よりも肺に影響が出やすく、呼吸器症状が最も顕著に現れます。
このほか、嘔吐や食欲の低下、体重減少などの症状がみられることもあります。
こうした症状は、以下の2回のタイミングで出やすくなるため注意が必要です。
感染した蚊に刺されてから3~4ヶ月ほど経つと、フィラリアの幼虫が心臓や肺動脈に到達します。
幼虫の多くは死滅しますが、その際に猫の肺に強い炎症反応を引き起こします。
すると、咳や呼吸困難などの呼吸器症状が顕著に現れるようになります。
この状態を「フィラリア関連呼吸器疾患(HARD)」と呼び、猫喘息や猫気管支炎と似たような症状を呈します。
2~4年ほどすると、フィラリアの成虫は寿命を迎えます。
成虫が死ぬと血管内に毒素が放出され、肺に損傷をあたえます。
これにより呼吸器症状が起こり、最悪の場合、突然死を引き起こすことがあります。
ただし、フィラリアに感染したすべての猫に症状が出るわけではありません。
症状がないまま、自然にフィラリアを排出できてしまうケースもあるようです。
その一方で、症状はないのに急に死んでしまう子がいるのも事実。
感染した猫の10~20%が突然死を迎えるともいわれています。
フィラリアに感染した犬猫の寿命は、寄生する虫の状態や基礎疾患の有無などによって異なるため、一概に「〇年」ということはできません。
寄生虫自体の寿命は、犬で5~7年、猫で2~4年とされ、この間、犬猫の心臓や肺の血管は侵され続けます。
治療によって寄生虫を駆除できたとしても、傷ついた臓器は元には戻らないため、どうしても寿命は短くなってしまう傾向にあります。
愛犬・愛猫の命を脅かすフィラリア症ですが、専用の予防薬を使えば100%防げることがわかっています。
こうしたフィラリア予防薬は、動物病院でもらうことができます。
動物病院では、まず「フィラリア検査」が行われます。フィラリアが体内にいないことを確認する検査です。
もし感染していることに気づかず予防薬を飲ませてしまうと、体内のミクロフィラリアが一斉に死滅し、その死骸が血管に詰まってショック状態(アナフィラキシー)を引き起こす危険があるためです。
安全に予防薬を使うためにも、まずは動物病院へ行きましょう。
なお、フィラリア予防薬は、6ヶ月以上にわたり飲ませ続けなければならないお薬です。
時には「お薬が切れてしまったのに、忙しくて動物病院に行けない……」というときもあるかもしれません。
残念ながら、フィラリア予防薬はペットショップやホームセンター、国内の通販サイトでは販売できないことになっています。
それでもご自身で購入したいときは、海外で使われているペットのお薬を個人輸入するという方法があります。
当サイト「ぽちたま薬局」のような、個人輸入を代行するサービスを利用することで、いつもの通販と同じように海外のお薬を入手することができます。
ぽちたま薬局では、動物病院のフィラリア予防薬と同じ種類の商品を取り扱っております。
いつものお薬が欲しいときは、当サイトの活用をご検討ください。
フィラリア症は、かつて多くのペットの命を奪った恐ろしい病気でした。
しかし今では、月に一度のお薬で、確実に防ぐことができる病気になっています。
飼い主さんの意識ひとつで、愛犬・愛猫の健やかな未来を守ることができるのです。
「うちは大丈夫かな?」と不安になったら、ぜひ一度かかりつけの獣医さんに相談してみてくださいね。
ぽちたま薬局は、犬猫の海外医薬品の個人輸入代行サイトです。
フィラリア・ノミダニのお薬のほか、動物病院でよく使われるかゆみ止めや痛み止めなど、さまざまなお薬を取り扱っています。
お客様の大切な伴侶であるワンちゃん、ネコちゃんの健康を第一に考え、ぽちたま薬局は商品の充実とサービスの向上に努めてまいります。
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