歯石取り・口臭ケア・歯磨き(犬)

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犬の口内トラブルは放置すると危険です。特に歯石は放置すると命に関わることも。毎日のケアに役立つ歯石取り・口臭ケア・歯磨きグッズで、愛犬のお口を健康に保ちましょう。

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犬の歯石とは?

歯石とは、歯の表面で増殖した細菌の塊が石灰化し、硬くなったもの。

犬の歯を磨かず放っておくと、口腔内の汚れや細菌が混ざり合い、歯に付着したままになります。

これを歯垢といいます。


歯垢を放置していると、唾液のミネラル分と反応し歯石化するのです。

特に、犬の唾液は弱アルカリ性で歯石ができやすいと言われています。

人であれば20日程度かかるところが、犬の場合はわずか2、3日。


できてしまった歯石は、歯ブラシで磨いたり引っかいたりする程度では取り除けません。

自己判断で行うと犬に怪我をさせたりする危険性もあるため、歯石取りを考えるなら動物病院へ相談しましょう。

犬の歯石を放置するのは危険?

歯石を放置すると歯周病のリスクが高まります。

先に歯茎が炎症を起こし、出血しやすくなります。

炎症が続くと歯と歯茎の間に隙間(歯周ポケット)ができ、さらに細菌が増殖。

やがて細菌は歯根に侵入し、歯周組織まで侵していくのです。

以上を総称して歯周病といいます。


歯周病が進行すると、目の下に膿が溜まったり、鼻から膿が出てきたり。

口腔と鼻腔が貫通し、鼻血が出続けることもあります。

歯を支える歯槽骨が溶けることであごの骨が折れることも。

さらに、細菌が歯根にある血管に侵入すると、血液に乗って全身へまわり、肝炎や腎炎、骨髄炎などの重篤な疾患を引き起こす可能性もあるのです。


歯周病の治療薬については、こちらのページをご覧ください。

犬の歯石取り治療と費用について

犬の歯石は放置していて良いことはひとつもありません。

重症化する前に、できるだけ早い段階での歯石取り治療をおすすめします。


まずは一度、動物病院に相談しましょう。

麻酔の有無や治療回数、費用面など、十分納得した上で治療に臨みたいものです。

では、動物病院での犬の歯石取り治療にはどのような方法があるのでしょうか。

次に詳しく見ていきましょう。

全身麻酔下での歯石取り治療

犬の歯石取り治療の中では一般的な方法です。

全身麻酔をかけた上で超音波スケーラーを使い、歯石を除去します。

全身麻酔下での歯石取りのメリットは以下の通りです。

全身麻酔下で歯石取りをするメリット
  • 怪我や事故の心配がない
  • 事前に歯茎の状態を確認できる
  • 歯周ポケットも洗浄・殺菌
  • 一度の治療で完結できる

などがあります。

ただ、高齢だったり持病があったりする場合は、負担がかかるためできないこともあります。


費用は、おおむね30,000円~70,000円程度ですが、術前検査や麻酔代、犬の体重などによって差がが見られます。

治療内容や費用面なども考慮に入れた上で、病院を探してみると良いかもしれませんね。

重症で抜歯が必要なケース

歯周病が重症化すると、感染はやがて全身に広がり命を脅かすことに。

また、抜歯せざるを得ないケースもあります。


全身麻酔下で、歯と歯茎を分離させ抜き去り、抜歯後の穴は縫合します。

抜歯の本数は重症度によって変わりますが、数本から、場合によっては全ての歯を抜くケースもあります。

費用も、術前検査や麻酔に加えて、抜歯1本につき2,000~程度かかります。

一見すると大した金額ではないように感じるかもしれませんが、抜く本数が多いとそれなりの金額になってしまいます。

無麻酔での歯石取り治療

ごく軽度の歯石であれば、麻酔をかけずに歯石取りを行うこともありますが、多くの動物病院では推奨されていません。

施術中に犬が暴れて重大な怪我や事故を引き起こしたり、除去した歯石を誤嚥してしまう可能性があるからです。


また、無麻酔での歯石取りは、一度の施術範囲に限界があるため、歯石の状態によっては数回治療を行う必要があります。

そして、除去できるのは歯の表面に付着している歯石だけで、歯周ポケットまでは洗浄できません。

つまり、歯周病のリスクを絶つことはできないのです。


無麻酔での歯石取り治療の費用は、1回あたり5,000~15,000円ほど。

もちろん、治療回数が増えれば当然費用も増えることになります。

犬の歯石取りは自宅でできる?

動物病院での歯石治療は費用も高額になるため、自宅でケアしたいと考える人もいるでしょう。

ハンドスケーラーも販売されていますし、ごく初期の段階であれば自宅でも歯石取りは可能です。


ただし、自己判断での治療はとても危険。

犬をしっかり保定しながら歯石を取るのは難しく、犬が動いてしまうことで口腔内を傷つけてしまうこともあります。


犬が「イヤだ」と感じてしまうと、その後口の中はもちろん口周辺も触らせてくれなくなる可能性が。

それよりも、動物病院で適切な歯石取り治療を受けるほうが、犬の負担も軽くておすすめです。

犬の歯石を予防するには?

お話ししたように、犬の歯石は一度できてしまったら簡単には取り除けません。

ですが、歯垢なら簡単に除去できて歯石を予防することができます。


有効な方法は歯磨き。

とはいえ歯磨きが得意でない犬も多く、なかなかケアができない飼い主さんも多いはず。

そこで、犬の歯石予防に効果的な方法・グッズをまとめました。

毎日の歯磨き

歯磨きは歯の表面だけでなく、歯周ポケットに潜む細菌も除去できます。

さらに、その後の細菌の発生を抑制する効果も。

犬猫用の歯ブラシと歯磨き粉を使い、ブラシを細かく動かしながら磨きましょう。


一度にすべての歯を磨かせてくれない犬もいますので、その場合は、数回に分けて磨いていきます。

また、口を触られるのが嫌いな犬は、いきなり歯磨きをしようとせず、まずは口周りを触ることから始めましょう。

最終的に歯ブラシに持ち換え、少しずつ歯磨きに慣らしていくと良いでしょう。

ジェルやガムなどケアグッズを活用

歯磨きの補助として、ジェルやガムなどさまざまなケアグッズが販売されています。

例えばジェルは、犬の歯や歯茎に直接塗って使用します。

中には舐めるだけでも歯石取りや口臭ケアの効果が期待できるタイプもあり、毎日ケアに時間を費やせない方は、時短になっていいですね。


また、ガムはおやつ感覚で犬に与えられるので、歯磨きをがんばったご褒美に使用してもいいでしょう。

ジェルやガムの他にも、用途に応じてさまざまなグッズがあります。

飲み水に混ぜるだけの液体タイプや、拭くだけのシートタイプなど。

上手に活用して、愛犬の口腔ケアに役立てましょう。

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