タミフルジェネリック（オセフル）

オセルタミビルリン酸塩

タミフルはインフルエンザ感染症の治療薬として、国内で使用される抗インフルエンザ薬です。

タミフルジェネリックのオセフルは、タミフルと同じ有効成分オセルタミビルリン酸塩を含んでいます。

常備しておくことで、感染した場合や感染者と接触があった際にすぐ服用でき、病院に行く手間も省けます。

インフルエンザについて

インフルエンザは、インフルエンザウイルスが原因で起こる感染症です。
A型・B型・C型の3種類があり、これらの中でも流行しやすいのはA型とB型です。

感染すると1～3日程度の潜伏期間を経て、38℃以上の高熱や頭痛、筋肉痛や関節痛、倦怠感動などの全身症状が現れます。

喉の痛みや咳、鼻水なども見られますが、風邪の時よりも全身に症状が強く出ることが特徴です。

高齢者や基礎疾患がある方は、二次的な呼吸器感染症を発症しやすく重症化する恐れもあります。

タミフルジェネリック（オセフル）の効果

・A型、B型インフルエンザウイルス感染症の治療
・A型、B型インフルエンザウイルス感染症の予防

タミフルジェネリック（オセフル）は、A型・B型インフルエンザウイルス感染症の治療、予防に有効です。

インフルエンザウイルスの増殖を抑えることで、様々な症状を改善する効果が期待できます。

感染初期に服用を開始した臨床試験において、投与から3日ほどで感染者の多くに改善が見られています。

タミフルジェネリック（オセフル）の有効成分

タミフルジェネリック（オセフル）には、有効成分オセルタミビルリン酸塩が含まれています。

オセルタミビルリン酸塩には、インフルエンザウイルスが増殖するのに必要なノイラミニダーゼという酵素の働きを阻害する作用があります。

症状を緩和するための治療のほか、インフルエンザの感染を予防する目的での使用も可能です。

タミフルジェネリック（オセフル）は、以下を参考に使用してください。

■治療に用いる場合
1日2回、1回75mgを5日間服用
※症状が発現してから、48時間以内に服用を開始してください。
48時間経過したあとの服用については、有効性が確認されていません。

■予防に用いる場合
1日1回、75mgを7～10日間服用
※インフルエンザ感染者に接触してから、48時間以内に服用を開始してください。
48時間以上経過後の服用は、予防に対する有効性が証明されていません。

※注意点

インフルエンザにかかった場合、お薬の服用に関わらず異常行動が発現した例が報告されています。

タミフルジェネリック（オセフル）の使用時も、異常行動による転落事故などを避けるための対策が必要です。

治療する際は、以下の注意点を患者の方だけでなく同居者にも説明してください。

・服用後は異常行動を示す恐れがあります。
・自宅療養を行う際は、発熱から2日間は転落事故などを防ぐ対策を行ってください。

タミフルジェネリック（オセフル）には、以下の副作用が報告されています。

・下痢
・嘔吐
・腹痛
・発疹
・吐き気など

これらの症状が服用後に見られる場合は、医師の診察を受けてください。

重大な副作用

タミフルジェネリック（オセフル）には、以下の重大な副作用も報告されています。

・ショック
・アナフィラキシー
・肺炎
・肝機能障害など

ショックやアナフィラキシーは、副作用の初期症状の恐れがあります。
重大な副作用が現れた場合はすぐに使用を中止し、速やかに医師の診察を断を受けてください。

服用できない方

タミフルジェネリック（オセフル）は、以下に該当する場合服用できません。

・有効成分であるオセルタミビルリン酸塩に対して、過敏症の既往歴がある。

服用に注意が必要な方

タミフルジェネリック（オセフル）の服用に注意が必要な方は、以下の通りです。

・腎機能障害がある方
・妊娠中の方
・妊娠の可能性がある方
・授乳中の方
・小児の方
・高齢者の方

併用注意

タミフルジェネリック（オセフル）には、併用注意薬があります。
以下のお薬を使用している方は、本剤を服用する前に必ず医師に相談しましょう。

・ワルファリン（抗凝固剤）

タミフルジェネリック（オセフル）は、以下の注意事項を守って使用してください。

・症状が改善された場合も、決められた5日間は服用を継続してください。
・服用の際は、必要性を十分検討してください。
・本剤は、インフルエンザ感染症に対する効果以外は期待できません。
・細菌感染症の場合は、抗菌剤を投与するなど適切な処置を行ってください。
・インフルエンザウイルスに対する感染予防の基本はワクチン接種であり、本剤の予防服用では置き換えできません。
・腎機能が低下している方は服用量の調節が必要な場合があるため、服用前に医師にご相談ください。
・妊娠中や妊娠の可能性がある方は、治療の有益性が危険性を上回ると判断された場合のみ服用してください。
・授乳中は成分が母乳中に移行する恐れがあるため、治療や母乳栄養などの有益性を考慮して授乳の継続、または中止を検討してください。
・保管する際は直射日光が当たらず、湿気の少ない涼しい場所で保管しましょう。
・小さな子の手が届かない場所に保管してください。
・誤飲リスクや品質が変わる恐れがあるため、別の容器に入れ替えないでください。
・表示されている期限を過ぎた場合、使用は控えましょう。

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