テオフィリンジェネリック

テオフィリン400mg

テオフィリンは、ケンネルコフや気管虚脱に使用されるお薬です。
気管支拡張作用があるため、犬や猫の喘息や息切れ、胸の圧迫感の改善効果が期待できます。

テオフィリンはもともと人間用のお薬で、喘息や気管支炎などの治療に用いられますが、犬猫にも使用できます。

テオフィリンの効果

・ケンネルコフ
・気管虚脱
・犬猫の喘息

テオフィリンは犬のケンネルコフ（伝染性気管支炎）や気管虚脱、犬猫の喘息の治療に用いられます。

通常、体内には気管支を広げる物質cAMPがあります。
ところがPDE（ホスホジエステラーゼ）と呼ばれる酵素により、物質cAMPは別の物質に変換されてしまいます。

有効成分テオフィリンには、酵素PDEを阻害する作用があります。

この作用により、物質cAMPの濃度を高めて気管支を拡張することで、喘息や息苦しさを改善する効果が得られます。

有効成分テオフィリン

有効成分のテオフィリンは、キサンチン系に分類される気管支拡張剤です。
気管支の炎症を抑えることで、内腔を広げて呼吸を楽にします。

気管支の腫れや収縮によって、気道が狭くなって起こる症状に効果的なのがテオフィリンです。
テオフィリンは古くからある気管支拡張剤で、長く効くように工夫されています。

気管虚脱

気管虚脱は、気管が潰れることにより呼吸が苦しくなる病気です。
小型犬が発症することが多く、短頭種も発症しやすいとされています。

最初は乾いた咳をしますが、次第に息をするのも苦しくなります。
気管虚脱は慢性的で自然治癒することはないため、早期の治療が大切です。

ケンネルコフ

ケンネルコフは、様々なウイルスによる犬伝染性気管支炎です。
感染した場合、主に咳や熱などの風邪と似たような症状が認められます。

伝染力が強いケンネルコフは子犬が感染しやすいため、飼育施設やペットショップでの発症が多く確認されてます。

【犬】10~20mg/kg 1日1~2回
【猫】15~25mg/kg 1日1回

テオフィリンの服用は、食事の1時間以上前または2時間以降の空腹時が最も効果的です。

通常は6時間、8時間、12時間、 24 時間など決まった間隔で使用します。

※投与量は犬の体重や症状によって異なるため、獣医師の指示に従ってください。

テオフィリンは、以下の副作用に注意してください。
・悪心、嘔吐、下痢などが見られる場合がある
・高容量の投与では、頻脈や興奮、痙攣、意識障害などの中枢神経症状が起こる場合がある

服用後に気になる症状がある場合は、獣医師に相談してください。
特に発熱が認められる子犬や子猫は、中枢神経症状の副作用に注意してください。

テオフィリンの使用にあたり、以下の中事項をご確認ください。

・副作用が認められる場合は、使用をやめて獣医師の診察を受けてください。
・過剰摂取にはご注意ください。
・獣医師の診断を受けたうえで使用しましょう。
・心臓病や腎臓病、循環器や泌尿器疾患がある犬に対しては、獣医師に確認してから投与してください。
・てんかんなどの既往歴がある犬への投与は、慎重に行いましょう。
・ペントキシフィリン、シルデナフィル、ピモベンダンなどのPDE阻害薬を使用している場合、併用にはご注意ください。
なお、併用前に必ず獣医師にテオフィリンの使用について確認、ご相談ください。
・保存する際は、湿気を避けて室温で保存してください。

ムンディファーマ

シンガポール