ファムビルジェネリック

ファムシクロビル250mg

動物病院で処方されるファムビル錠(ファムシクロビル錠)のジェネリック医薬品です。
ファムビルジェネリックは、有効成分ファムシクロビルが配合された、抗ウイルス薬です。
猫ヘルペスウイルスが原因である、結膜炎・角膜炎・呼吸器・皮膚などの疾患治療に用いられます。
本来、人間用ではありますが、猫にも使用できるお薬です。

猫風邪とは

猫風邪はくしゃみや鼻水、流涙や発熱などの症状が特徴で、猫ヘルペスウイルス1型感染症とも呼ばれます。
人間の風邪に症状が似ている、ウイルス性の猫の病気です。
猫風邪は、ヘルペスウイルス以外にカリシウイルスやクラミジアも原因になり、混合感染するケースもあります。
ファムシクロビルは、猫風邪の原因になるヘルペスウイルスに対して効果を示します。

猫ヘルペスウイルスについて

猫ヘルペスウイルスに感染すると、猫風邪を発症して鼻水やくしゃみ、流涙や発熱などの症状がみられます。
また、猫ヘルペスウイルス1型を保有している猫は多く、90～97%いるとの報告もあります。
さらに、ヘルペスウイルスで猫風邪を発症した場合、症状が回復した後もウイルスは消え去りません。
猫はヘルペスウイルスを生涯保有し続けますが、ファムシクロビルを投与することで体内での増殖を抑えることが可能です。
また、猫風邪の原因になるヘルペスウイルスは、人間にはうつりません。

有効成分ファムシクロビル

有効成分ファムシクロビルは、ヘルペスウイルスを複製するためのDNA合成を阻害することによって、活動を抑制させます。
また、プロドラックであるファムシクロビルは、生体内で代謝されることで化学反応が起こり、ペンシクロビルに変換されて効果を発揮します。
ファムシクロビルは、猫ヘルペスウイルスが原因である結膜炎・角膜炎などの症状にとくに有効です。

使用する際は、必ず獣医師の指示を受けたうえで、投与してください。

・体重1kgに対して、40～90mgを8～12時間ごとに1日2～3回、経口投与する。

使用する際は、ファムシクロビルの効果を継続させることが重要です。
症状が改善しても、医師に指示された回数を守って、最後まで投与してください。
また、異常がみられた場合は使用を中止して、動物病院を受診してください。

・副作用が現れた場合は、速やかに動物病院を受診してください。
・下痢や吐き気、嘔吐や便秘などの消化器症状が発現する場合があります。

ファムシクロビルは、使用に関する注意事項があります。
投与する前に、以下の事項を確認してください。

・投与する際は自己判断ではなく、必ず獣医師から指示を受けて、使用してください。
・妊娠中や授乳中の猫へ使用する際は、獣医師に相談してください。
・副作用が現れた場合は、直ちに使用を中止して獣医師の診断を受けてください。
・保管は直射日光を避けて、なるべく湿気が少なく、涼しい場所にしてください。
・保管場所は、小児の手が届かない位置にしてください。

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