バルトレックスジェネリック

バラシクロビル500mg

バルトレックスジェネリックは、ヘルペスウイルスが原因で起こる単純ヘルペスや性器ヘルペス、帯状疱疹、水痘などの病気に用いられる治療薬です。
同じ抗ヘルペス薬「ゾビラックス」を改良して作られたプロドラッグであり、服用回数が少なく済みます。

またインドの製薬会社ヒーリングファーマが製造するジェネリック医薬品のため、先発薬よりも安く購入できることも特徴のひとつです。

有効成分バラシクロビルの効果

有効成分のバラシクロビルは、ヘルペスウイルスに効果を発揮する抗ウイルス薬です。
ヘルペスウイルスが引き起こす、次のような病気に効果があります。

・単純疱疹
・帯状疱疹
・水痘

ヘルペスウイルスは人の細胞の内部で増殖し、皮膚や粘膜に水ぶくれ、発赤などの病変を発生させます。
バラシクロビルはウイルスの増殖を抑えることで、単純疱疹などの病気を改善します。

またバラシクロビルは、ウイルスの数が少ない病気の初期段階のうちに使い始めるとより治療効果が高まります。

単純疱疹

一般的に「ヘルペス」と呼ばれるのが、単純疱疹です。
ウイルスが感染している部位により、「口唇ヘルペス」「性器ヘルペス」などと呼ばれることもあります。

原因となる単純ヘルペスウイルスには1型・2型があり、それぞれ感染部位が異なります。

1型→顔や口の周りなど上半身
2型→性器など下半身

感染部位がチクチク、ムズムズするなどの前兆が現れた後に、発赤や水ぶくれなどの病変が見られるのが単純疱疹の特徴です。

帯状疱疹

帯状疱疹は、体の左右のどちらかに強い痛みを伴う発疹、水ぶくれが発生する病気です。
発症の前兆として、数日～10日ほど神経痛が起こることもあります。

原因となるのは、ヘルペスウイルスの一種である水痘・帯状疱疹ウイルスです。

初めて感染したときは水痘として発症しますが、治療後もウイルスは体内に潜伏し続けます。
そしてストレスや疲労などにより免疫力が低下するとウイルスが再び活性化し、帯状疱疹を引き起こします。

水痘

水痘は、いわゆる「水ぼうそう」と呼ばれる病気です。
子供の頃に発症することが多く、9歳以下での発症が大半を占めています。

水痘は2～3週間の潜伏期間の後に発熱、水ぶくれやかゆみなどの症状が全身に現れます。
1週間ほどでかさぶたとなり治癒されますが、重症化するケースもあるため注意が必要です。

バルトレックスジェネリックは、使用目的により服用方法が異なります。

・単純疱疹
成人：1回500mgを1日2回の服用
体重40kg以上の小児：1回500mgを1日2回の服用

・造血幹細胞移植における単純ヘルペスウイルス感染症（単純疱疹）の発症抑制
成人：1回500mgを1日2回の服用
体重40kg以上の小児：1回500mgを1日2回の服用

・帯状疱疹
成人：皮疹出現後5日以内に服用を開始し、1回1000mgを1日3回、7日間の服用
体重40kg以上の小児：皮疹出現後5日以内に服用を開始し、1回1000mgを1日3回、7日間の服用

・水痘
成人：皮疹出現後5日以内に服用を開始し、1回1000mgを1日3回、7日間の服用
体重40kg以上の小児：皮疹出現後5日以内に服用を開始し、1回1000mgを1日3回、5日間の服用

・性器ヘルペスの再発抑制
成人：1回500mgを1日1回の服用
体重40kg以上の小児：1回500mgを1日1回の服用

バルトレックスジェネリックは副作用が少ないものの、まれに次のような症状が見られます。

・下痢
・吐き気
・発疹
・めまい
・頭痛

また滅多に起こらないものの、アナフィラキシーショック・急性腎障害・間質性肺炎・皮膚粘膜眼症候群などの重い副作用が現れることもあります。
念のためだるさや発熱、息苦しさなどの初期症状に注意してください。

・バルトレックスジェネリックは病気の初期段階に近いほど効果が高まるため、早めに服用を開始することが望ましいとされています。
・意識障害が起こる可能性があるため、バルトレックスジェネリックの服用後は自動車の運転など危険を伴う機械の操作には十分に注意してください。
・水痘に対する使用経験は少ないため、治療をするメリットとデメリットを考慮した上で服用をご検討ください。

・服用に注意が必要な人
妊娠または妊娠している可能性のある方、授乳中の方、高齢者、腎障害や肝障害のある方など

・服用してはいけない人
アシクロビルに対し過敏症の既往歴のある方

併用注意

・併用禁忌
バルトレックスジェネリックの併用禁忌薬は、現在報告されておりません。

・併用注意
以下の治療薬は、バルトレックスジェネリックとの併用に注意が必要です。

プロベネシド：併用により血中濃度が増加し、副作用が起こりやすくなる可能性があります。

シメチジン：併用により血中濃度が増加し、副作用が起こりやすくなる可能性があります。

ミコフェロール酸モフェチル：併用により血中濃度が増加し、副作用が起こりやすくなる可能性があります。

テオフィリン：併用により、テオフィリンによる中毒症状が現れることがあります。

ヒーリングファーマ

シンガポール