ビブラベット100ペースト

ペースト1ｇあたりドキシサイクリン100mg

有効性が広い抗生物質

ビブラベット100ペーストに含まれている有効成分ドキシサイクリンは、テトラサイクリン系抗生物質に属する抗生物質です。

テトラサイクリン系抗生物質は、有効性が広く期待できるタイプの抗生物質なので、色々な種類の細菌に対して抗菌作用を発揮します。

有効な症状

有効成分ドキシサイクリンは、以下の症状に効果があります。

・毛嚢炎（もうほうえん）、膿皮症などの皮膚感染症
・呼吸器系の感染症（鼻炎、気管支炎、咽頭炎、肺炎など）
・泌尿器系の感染症
・骨髄炎
・消化器の感染症
・中耳炎
・産婦感染症（分娩後の細菌による感染）
・エーリキア症（ダニの吸血活動による感染）
・犬ジステンパーウイルス感染症
・猫パルボウイルス感染症

効果が期待できると報告されている細菌

・ブドウ球菌
・大腸菌
・レンサ球菌
・パスツレラ属菌
・肺炎桿菌
・プロテウス属
・クラミジア属
・シュードモナス属
・エンテロバクター属
・アクチノバクター属
・アリカリギネス属
・マイコプラズマ属

副作用がおきにくいペーストタイプ

有効成分ドキシサイクリンは、食道に停滞すると、食道炎をおこしやすくなります。
本剤は食道炎を回避できるようにペースト状となっているため、安全で使いやすいお薬となっています。

使用方法

犬、猫への使用方法
・初回は体重1kgに対して5mgを経口投与
・2回目、3回目は前回の投与の12時間後に、体重1kgに対して2.5mgを経口投与
・4回目以降は、24時間おきの5日間、体重1kgに対して2.5mgを経口投与
※投与する時は、餌と一緒に飲ませるか、食後すぐに飲ませること。

有効成分による副作用

有効成分によって、以下の副作用がおきる場合があります。

・食道炎
有効成分ドキシサイクリンは、食道に停滞すると食道炎を起こしやすくなります。
（本剤のようなペースト状なら、食道炎を回避する事が可能）

・消化器症状
下痢や嘔吐の症状が現れる事があります。

・妊娠後期の犬猫には使用しないでください。
・生後1ヵ月までの犬猫には使用しないでください。
・25度以下の室温で保管してください。
・有効成分ドキシサイクリンに既往歴のある犬猫には使用しないでください。
・大人の歯が生えそろう前の犬猫に与えると、歯牙が黄変する場合があります。

併用禁忌

・カルシウム塩、アルミニウム塩、マグネシウム塩を含む制酸剤
有効成分ドキシサイクリンの吸収を阻害する恐れがあるので、併用しないでください。

ゾエティス

香港